KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

奇想遺産―世界のふしぎ建築物語

奇想遺産―世界のふしぎ建築物語

奇想遺産―世界のふしぎ建築物語

作家
鈴木 博之
藤森照信
隈研吾
松葉 一清
山盛 英司
出版社
新潮社
発売日
2007-09-25
ISBN
9784103055310
amazonで購入する

奇想遺産―世界のふしぎ建築物語 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ヴェネツィア

藤森照信氏や隈研吾氏といった錚々たる5人の識者による「奇想遺産」の数々。バルセロナのサグラダ・ファミリアやシュバルの理想宮のように、世に名高い建築物から通天閣や耕三寺といった、なんだかチープでキッチュそうなものまで集めに集めている。選定基準はなんだか(あるいは全くと言うべきか)よくわからない。いかにもというものもあれば、謎めいたものもある。しかし、いずれにしてもこれらは人間の果てしないまでの想像力と、それを具体化、具現化させる営為の賜物である。シュバルにしてもそうだがワッツ・タワーも個人の所産。感嘆!

2023/06/17

はちてん

世界の主立った奇想建築を紹介している。70ヶ所以上載っているが見開きで一カ所なので、説明も写真もかなりのダイジェスト。パラパラ見るにはいいかもしれないが…(苦笑) カンボジアのタ・プロームは樹木に喰われかけた遺跡。このままで保存して欲しい。ワシントンのあの白い塔、不気味だ。ロンドンのサー・ジョンソーン博物館へは行ってみたい。そして太郎の塔も載っています。会津さざえ堂があってホッとした(笑)

2013/11/29

Norico

世界の奇妙な建築物を紹介。岩の上に建った教会や、高さ37メートルの大木造教会。アンコールワットの遺跡。ゴシック調の大学博物館を歩く恐竜の骨格標本。日本の笠森観音やさざえ堂も載っていて、時間を忘れて見てしまいます。教会など、神様がいらっしゃる所が多いのは何故なんでしょう。ぜひとも行ってみたいのは、マリ共和国、ジェンネ市の泥の大モスク!泥で建物が建つんだ!という衝撃と、角も継ぎ目もなく不思議な優しい雰囲気が魅力的。もっと写真多いと嬉しかった

2015/08/14

那由多

知らない建築物、魅力再発見なもの多数で実り多き一冊だった。マレ=ベルニエ村の芝棟、ロンシャン礼拝堂、アブラクサス、メーリニコフ邸、ジョンソンワックス本社ビル、碉楼、泥の大モスク、オックスフォード大学博物館、大英博物館グレートコート、クロイスターズ、ワッツタワー、クリスチャン・サイエンス派第一教会バークリー、ファットジェム大聖堂が特に興味を惹かれた。

2022/09/11

なる

世界中に点在している奇妙な建築物。その多くは個人の偏執的なこだわりによるもので、その建造物に対しての想いが伝わってくるようで非常に興味深いところ。巨大な岩山の上に建つル・ピュイ=アン=ブレ教会や、ゲームみたいなマレ=ベルニエ村の芝棟やタ・プローム遺跡。シュバルの理想宮やワッツタワーもある。国内では笠森観音や名護市庁舎、通天閣に武雄温泉などが挙げられる。何人かいる著者のうち藤森照信は特に建築への思いが溢れ出していて面白い。オーストリア国立図書館やサー・ジョン・ソーン博物館など公共の施設も採り上げている。

2023/12/31

感想・レビューをもっと見る