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エッグ/MIWA: 21世紀から20世紀を覗く戯曲集

エッグ/MIWA: 21世紀から20世紀を覗く戯曲集

エッグ/MIWA: 21世紀から20世紀を覗く戯曲集

作家
野田秀樹
出版社
新潮社
発売日
2015-01-30
ISBN
9784103405177
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エッグ/MIWA: 21世紀から20世紀を覗く戯曲集 / 感想・レビュー

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ぐうぐう

言葉遊びが起こすイマジネーションが時空を超える刺激が、そもそもの野田秀樹の舞台のおもしろさだった。夢の遊眠社を解散し、やがて野田は、社会的な問題を戯曲に盛り込むようになる。その転機は、『パンドラの鐘』、続く『カノン』辺りからだろう。『パンドラの鐘』で長崎への原爆投下、『カノン』では連合赤軍事件といったように、野田の関心は近現代史そのものに向いていく。『エッグ』も例に漏れない。謎のスポーツ「エッグ」と歌姫の恋を描きながら、ジェンダーや国威発揚の問題を経て、この戯曲は731部隊へと行き着く。(つづく)

2015/02/04

いのふみ

月並みながら、場面の転換・接続が鮮やかで、テンポのよさを感じた。また、セリフも思わず喋ってみたくなる。それは、実際に観たからだろうか、「MIWA」の方でより感じた。

2017/08/31

法水

『エッグ』は現在パリ公演中の再演版を収録。初演時にはまだ決まっていなかった2020年の東京オリンピックに絡めた改変がいくつか(後で初演時の戯曲と読み比べてみよう)。野田さん自身、再演してよかったとおっしゃっていたし、評判もいいようなので今から4月の大阪公演が楽しみ。『MIWA』は美輪明宏さんの半生を扱ってはいるが、もちろんただの伝記モノではない。終盤、「生きていてつらいことなんてなかったでしょう?」と聞かれ、「あるわけないでしょう」と答えるMIWAに凄みを感じる。

2015/03/05

天沢聖司

『エッグ』は観てない。『MIWA』は生で観た。もちろん生で観ただけになんだろうけど『MIWA』がやっぱグイグイ引きこまれたし、奥行きのハンパなさも感じたし、いや~愛って素晴らしいけどなかなか思うままにはいかないんだな~っていう当たり前のことを当たり前のまま特別に書いてくれてて、トンでもない特殊性と普遍性が一緒にやってきて。面白いなぁ。

2015/07/16

doji

自由に交差するイメージとことば、ユーモアは上品でも下品でもウィットを失うことがなく、作品世界の奥行きを広げ、テーマを複層的に観客へと提示していく。幸いにも「エッグ」の公演を観ることができたのだけれど、テキストでもそのすばらしさは健在で、それでも舞台の凄まじさを改めて思い出させた。「MIWA」も同じく、ユーモアとモチーフ使いがほんとうにすばらしい。また舞台を見たい。

2017/01/02

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