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夜の樹 (新潮・現代世界の文学)

夜の樹 (新潮・現代世界の文学)

夜の樹 (新潮・現代世界の文学)

作家
トルーマン・カポーティ
龍口直太郎
出版社
新潮社
発売日
1970-06-01
ISBN
9784105014025
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夜の樹 (新潮・現代世界の文学) / 感想・レビュー

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空の落下地点。

人形に近付いていく、人間じゃなくなっていく。欲張ると美しい物語は降りてこない、という著者の戒め?もう一人の自分からの尾行、電話。最後、救いの電話かもしれないのに出られなくなってる。救いを信じない=神を信じない。自分からは愛さないのに、相手からは確固たる愛が欲しい。神との関係にも置き換えられる。ラニーは神を愛さないけど、祝福や救いだけは求め、摂理に反す。凧、魂の散歩みたい。犬と同じで魂も、散歩させる必要がある?カメオを手放すより宴に参加し続ける権利を手放す方が辛い。彼は、美しいものに復讐されることを学んだ。

2022/02/14

voc

夢を売る女/誕生日の子供たち/最後の扉を閉めよう/銀の酒壜/ミリアム/無頭の鷹/私の言い分/夜の樹/クリスマスの思い出/感謝祭の訪問客

2010/09/30

古本屋で購入して読みました。感謝祭の訪問客やクリスマスの思い出など、子どもの目線で書かれた物語が良かったです。

2011/02/26

やまはるか

 書架に村上春樹訳の短編集「誕生日の子供たち」と「夜の樹」がならんでいて、「誕生日…」は3年前に読んだことがメモされていた。「夜の樹」の10編中4編がかぶっていたが、読み進む間に少しずつ既読感が深まり、「クリスマスの思い出」まで来ると過去の読書と今の読書がシンクロした。訳の違いを超えて過去の読書世界に引き戻されるようなある種の感動があった。小さな文字で紙焼けし、1970年の刊行から長い流浪を経てここにある。

2018/07/26

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