KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

貧乏ピッツァ (新潮新書 1018)

貧乏ピッツァ (新潮新書 1018)

貧乏ピッツァ (新潮新書 1018)

作家
ヤマザキマリ
出版社
新潮社
発売日
2023-11-17
ISBN
9784106110184
amazonで購入する Kindle版を購入する

貧乏ピッツァ (新潮新書 1018) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

ヤマザキ マリは、新作(但し、漫画以外)をコンスタントに読んでいる作家です。著者の食を巡るエッセイ集、確かにペペンロンチーノに1,500円も出してはいけません🍝 ヨーロッパの料理のスリートップは、イタリアン&スパニッシュ&フレンチだと思います。北欧系は下位に来ますが、当然ブービーメーカーはイギリスの料理です(笑) https://www.shinchosha.co.jp/book/611018/

2024/01/18

ネギっ子gen

【私にとって美味しさとは、空腹と食欲という本能の容赦ないアグレッシブさがあってこそ、極みをもたらしてくれるもの】17歳でフィレンツェに留学した著者。食の記憶と共に人生と食の絡みを――。<貧乏だからといって、不味いものしか食べられない、ということはない。味覚というのは創造力の力を借りさえすれば、いかようにでも美味しさという幸福感を与えてくれる。イタリアでのド貧乏学生時代は、お金も食べるものも無くなり絶望的な状況に陥ったことが何度もあるが、そんな時にやっとありついた食事の美味しさだけは克明に覚えている>と。⇒

2024/04/19

Nat

図書館本。食をテーマにしたエッセイ。イタリアでの生活やたまに日本を訪れるご主人のエピソードが楽しい。特に無類の栗好きのご主人が、栗饅の存在を知って虜になってしまう様子や、札幌で味噌ラーメンを食べた時にラーメンを啜る妻を見て驚愕する様子などが微笑ましい。前作の「パスタ嫌い」も是非読んでみたい。

2024/04/14

たまきら

新刊コーナーより。笑いっぱなし。アメリカの美大にいたとき基本仕送りだけの貧乏学生だった自分。そうそう、集まって食材持ち寄っておなかにたまるものを懸命に作ったものです。…お金持ちの友人にご馳走になったり、学校のカフェテリアのおばちゃまの慈愛にすがったり。かわいがってもらったなあ…。貧乏ネタを読みながら自分の学生時代と重ねちゃいました。養蜂もミツバチ好きには嬉しい話だったし。…そうそう、ルームメイトが韓国の子だった時は白ご飯にごま油と塩でおなかを満たしたんだった…。

2023/12/24

紅咲文庫

普段意識もしていない蜂蜜が食べたくなる。古代ローマ博物学者プリニウスの話に、シチリアのエトナ山にしかいない黒ミツバチがキャロブという樹木から採取したという著者お気に入りの蜂蜜のこと。火山の麓で養蜂を営む家族と会っての”自然の恩恵を必要な分だけ分けてもらう仕事に従事する人々は、世界中どこでも謙虚で清々しい“と語られる言葉。イタリアで夏にメロンの占める位置。イタリア南北でのピザの違い、ひいては経済の強さの違い。“この世界では、全員一致でおいしいものなど存在しない。同種族の人間であってもそれぞれどんな生き方”→

2023/12/02

感想・レビューをもっと見る