悪女が生まれる時
悪女が生まれる時 / 感想・レビュー
金吾
読んだことあるような気がしながら読みましたら、題名は違いますが内容がほぼ同じ内容の藤本さんの本を読んでいました。自分の記憶力の減退とシャルロットの思い込みの激しさに驚愕させられました。
2023/07/20
朝比奈さん
18世紀フランス史×藤本ひとみ=安定の信頼感。フランス革命前後を逞しく(→必ずしもほめてない)生きた(そして死んだ)2人の女性。特に前半のシャルロットコルデー。もう、作者の「こいつのヒロイン願望すごくない?歴史に残るイタイ女でしょ?」がすごくて、なんかもう笑うしかない。巻き込まれた革命家の皆さん、なんていうか、不幸でしたね・・・。
2017/10/20
星落秋風五丈原
歴史に名を残す二人の悪女の足跡をフランス各地に訪ねその生き方に迫る。歴史エッセイ。革命家マラーを暗殺しジロンド派を破滅に追いやった熱情家シャルロット・コルデーと恐怖政治を終わらせた「テルミドールの聖女」と称えられた奔放な男性遍歴を重ねたテレジア・タリアンを取り上げる。
2001/09/25
逢日
絶対再読なのに、まさかの初登録。日本でフランス革命物を書いてくれる稀有な作家さんで、大切に読んでいる。本書は小説というより、エッセイ要素が多くて、これはこれで面白い。事実は丹念に調べてあるが、多分に作者の主観が入っていて、特にシャルロットコルデーの稿は大盛り上がり笑。パリの町歩き要素もあり、パリにまた行きたくなる。一冊で何味も楽しめる本。硬派代表の佐藤賢一氏の作風と対をなす仕上がり。私はどちらも好きで、どっちも面白い。
2022/07/23
penguin
図書館。なんとも藤本ひとみらしい歴史エッセイでした。初出を見て、こういう内容になったのも納得。食・観光・SEX・恋愛が盛りだくさんになるわなぁぁと。ここから興味を抱いて、フランス革命本を漁るのは面白いのかもとか思ったりです。 しかし、文中にはあるけど巻末に参考文献一覧が無いのはどうしてなのか...やはり、媒体の個性なのか...と考えてみたり。
2012/03/01
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