歳はトルもの、さっぱりと (単行本)
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歳はトルもの、さっぱりと (単行本) / 感想・レビュー
Karl Heintz Schneider
「誕生日のたびに歳をとり除いていくの。だから、年々若返っていくのよ。」プロデューサーとして橋田壽賀子さんとタッグを組み、伝説のドラマ「渡る世間は鬼ばかり」を世に出した著者による渾身のエッセイ。御年97歳になる彼女の座右の銘は、仕事への意欲を持ち続け、現場に立ち続けることが、私にとってなによりのエネルギー源。これなどは、まさに今の私にピッタリな言葉。「趣味でもボランティアでも、何でもかまわない。なにか夢中になれるものがあると、人はいつまでもイキイキとしていられる。」
2023/03/30
めえめえ
今年97歳になられるそうで現役です。長い間一緒に仕事をされてきた大物芸能人たちや橋田壽賀子さんの思い出がたくさん書かれています。でも石井さんより先に逝かれたかたが多いです。著者のお友達でご近所さんの奈良岡朋子さんはこの出版後に亡くなられています。私はホームドラマは観ませんがその時々の時代を感じます。彼女の言う「歳を取っても謙虚」を見習いたいです。
2023/04/19
みねふじよ
石井ふく子、97歳現役プロデューサー。存在がすごい。周りの人が、またすごい。芸者だったお母様を慕って集まってきた、森光子、大原麗子、高峰秀子、越路吹雪、美空ひばり、江利チエミ…。 青山のマンションに仲間で集まって住むという、誰もが憧れる暮らしの豪華バージョンを実現させている。奈良岡朋子がチラシを見て興味を持った物件を代わりに見に行き、自分が気に入って購入。奈良岡朋子も購入。後に京マチ子、若尾文子が合流。ホームドラマの巨匠だけど生活は華やか。仕事があって慕ってくれる人がいて、憧れる。
2023/11/23
ごはん
[年を重ね仕事にまい進した著者の人生論] ナス=ネズミみたい、が面白い。 おにぎりを現場に持っていったり、会いたい人同士をくっつけたり、会いたい人に会いに行って親しくなったり。 嫌いなもの、苦手なものをあえて食べてという優しさ、思いやり。 出産日を決めて帝王切開はタイも同じだったような。 仕事に生きた母の姿が人生に活きたという。 本音でぶつかり、相手によって伝え方、やる気の出させ方も変える。 求められなければ相手の人生に踏み込まない 居酒屋もへじ、見てみたい。年齢は自分で決める。
2023/04/19
コフィ
本書もドラマになりそうですね。
2023/11/29
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