12人の花形伝統芸能-覚悟と情熱 (中公新書ラクレ)
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12人の花形伝統芸能-覚悟と情熱 (中公新書ラクレ) / 感想・レビュー
さいちゃん
中井美穂さんが読売新聞連載で対談された伝統芸能(歌舞伎、文楽、能、狂言、落語、講談、浪曲)の将来をしょって立つ若手の方々の情熱溢れる姿が掲載されている。ほとんど詳しいことは全くと言ってよいほど無知だったのでその世界のさわりだけでも知ることができ、これまで遠い存在だったが強い興味関心を持てたことが良かった。日本人として知っておくべきものだということを自覚した。
2019/12/13
Hiroki Nishizumi
ちょっと軽くて、あまり参考にならなかった
2020/11/05
あまね
歌舞伎以外はほとんど見たことない、けれど興味のある伝統芸能の明日を担う若手の方々へのインタビュー集。とても面白かった。それぞれが自分の仕事を愛し、伝統を引き継ぎつつ、新しい世代に何を残すかを考えながら、芸に打ち込んでいる。私自身若いときはそれほど興味がなかった分野だけど、ただ伝統を守るだけでなく、時代に合わせて変化させることによって続いていく面もあると思う。そして、生の舞台はやっぱりいい!から、これを機に文楽や寄席にも行ってみたい!と激しく思ったことよ。
2020/02/29
絶間之助
古典芸能ファンとしては、タイトル、インタビュー相手を見て、読まずにはいられない!中井さんのインタビューも適切で、とても楽しめる本でした!特に印象に残ったのは、歌舞伎では松也の名門でない役者のもがき、文楽では織太夫の語り口同様の縦横無尽のコメント、能楽では逸平の芝山家の融通無碍な芸風。落語の一之輔はやる気がなくて飄々と見せながらも、気概があるのですね。浪曲の春野恵子って、進め電波少年のケイコ先生だったのね。ああ、面白かった!
2019/11/15
まめはち
まずは寄席に行きたくなりました。新型コロナ騒ぎさえなけらば、明日にでも行きたいくらい、神田伯山さんの講談を聞いてみたい、浪曲も落語も。そもそも伝統芸能はどれも大衆芸能だったはずなのに、なぜ敷居が高くなってしまったのだろう。歌舞伎の芝居見物や文楽を聞きにに行くのが好き、と人に話すと「高尚な趣味ですね」と言われるけれど、ちっとも高尚なんかじゃないないのに。そういうことをいう人にこそこの本を薦めたい。みんな熱い思いで、自分達の先輩が培ってきた芸を我が物にしようと努力し、さらなる進化を目指してる事を知ってほしい。
2020/03/03
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