読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

両刃の斧 (中公文庫)

両刃の斧 (中公文庫)

両刃の斧 (中公文庫)

作家
大門剛明
出版社
中央公論新社
発売日
2019-02-22
ISBN
9784122066977
amazonで購入する Kindle版を購入する

両刃の斧 (中公文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しんたろー

大門さん8冊目は「フーダニット」に注力したミステリ…15年前に娘を殺された元刑事・柴崎。柴崎に恩義ある後輩・川澄が乗り出すと有力な容疑者が浮かび上がるが、逮捕目前にその男が殺さる。柴崎が復讐したのか?完全黙秘を貫く柴崎の心情を懸命な捜査で川澄が解き明かす…二転三転する展開と人物配置のバランスが良く、全く飽きずに読み進めた。家族を奪われた者の悲痛な声が響く中、誰もが怪しく感じるようなミスリードも巧みで、社会派ミステリの見本と言える。悲しい真実が明かされるラストは切なかったが、川澄と娘でシリーズ化して欲しい!

2019/07/16

モルク

刑事柴崎の娘が刺殺されたが、事件は迷宮入り。それから15年、事件は動き始める。逮捕を目前に犯人と思われる元警察官は殺され、そして元警察官を黙認していた上司も狙われる。その現場に刃物を持っていたのは定年退職後の柴崎だった。柴崎の恨みによる犯行なのか、逮捕後黙秘を続ける柴崎…真実はどこに。娘を殺された元刑事と彼を慕い真実を追う後輩刑事たち。それぞれが苦しみ慟哭する。やりきれない思いと真実を求める思いが交錯し進んでいく。二転三転する展開に引き込まれる。人間ドラマでもあり、感動も伴いおもしろかった。

2020/03/14

miww

15年前迷宮入りになった女性刺殺事件。急浮上した容疑者は逮捕直前に何者かによって殺害される。娘を殺された元刑事柴崎は復讐殺人と目され逮捕、犯行を自供するが取り調べでは完全黙秘、何も語ろうとしない。彼を熟知した後輩刑事が真相を追う。次々と怪しい人物が現れるがどれも柴崎がそこまで庇う理由が見つからず、納得できない証言に悶々とする。辻褄が合わないいくつものピースがはまって明かされた真相と真犯人に愕然とし、柴崎夫婦の辛く哀しい運命とその愛情に涙が滲んだ。ミステリーと人間愛、どちらも堪能できる作品でした。

2019/05/06

さーちゃん

初読みの作家さん。忙しくて少し読むのに時間がかかったけど、読みやすいし面白いから読み出したら止まらない。特に二転三転する終盤は一気読みだった。犯人を推理しながら読み進めたけど、ことごとくハズれて全然だめ…(^^;)真相は衝撃的で切なかった。でも読後感は良い。大門さんの他の作品も読んでみたい。

2021/04/04

アッシュ姉

読むほどに深まる謎に夢中になり、真実が知りたくて一気読み。期待を裏切らない面白さと、予想を裏切る結末。いくつか気になる点はあったものの、真相に辿りつくまで楽しく翻弄されたので満足。三冊読んだ大門作品、どれもクオリティが高い。推理しても当たらないけど、想像できない展開と怒涛の終盤が毎回楽しみ。もう一冊積んであるので早く読みたい。

2019/05/14

感想・レビューをもっと見る