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北条早雲3-相模侵攻篇 (中公文庫 と 26-42)

北条早雲3-相模侵攻篇 (中公文庫 と 26-42)

北条早雲3-相模侵攻篇 (中公文庫 と 26-42)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2020-04-22
ISBN
9784122068735
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ジャンル

北条早雲3-相模侵攻篇 (中公文庫 と 26-42) / 感想・レビュー

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W-G

宗瑞も年齢を重ねて、貫禄がついてきたのが文章でもはっきりわかる。相模侵攻篇ということで、はっきりと戦場面の比重が増えてきた第三巻。星雅との会話、定頼との戦に向けた葛藤や、予想の斜め上をいく打開策など、しっかり起伏のある描かれ方がされており、そろそろ中弛みするのではないかという不安も杞憂に終わって、終始楽しめた。脇を固める人物もいよいよ充実してきて、風間村の人々が遂に登場。牧水軒も良い味出している。この流れでいくと、最終巻あたりで『早雲の軍配者』とクロスオーバーしてきそう。

2021/06/02

hrmt

伊豆討入時、茶々丸に逃げられた為に南伊豆の支配がままならぬ宗瑞。扇谷配下の大森.三浦のそれぞれの家督争い、扇谷当主の死で更に混迷を極める相模の支配権。目まぐるしく当主が変わると共に誰と誰が手を結ぶかで勢力図が変化する。宗瑞は星雅の助言に従い、今川の援助を受けずに西相模へ侵攻し小田原城を手に入れるが、山内上杉と組んだ定頼の反撃にそれも手放す。まるでパズルかゲームのような勢力圏の推移に、頭がこんがらがりそうになります。まさに戦国時代の幕開けという感じ。「勝たなくてもいい。肝心なのは負けぬこと」なるほど深い‼︎

2020/09/24

Junichi Yamaguchi

『勝たなくても良い、肝心なのは負けぬこと』… シリーズ3作目。 この時代の生きること、生かすこと、殺めることに頭がついていかない瞬間がある。 佳境に入ってきた物語。 次作へ。。

2020/06/16

財布にジャック

カッコウになるって、凄い作戦にびっくりでした。 小田原攻めがおもしろ過ぎます。

2021/09/16

旗本多忙

太田道灌の軍師であった星雅は、扇谷上杉家を辞して伊勢宗瑞(早雲)に会う。星雅は早い内に小田原を攻め、氏親と手を切るのが得策だという。さすれば相模に武蔵、更には関東をも支配する国主になれるという。宗瑞は国を盗り、自分が治めることで領民が幸せに暮らせることのみを考えているのだ。良き理解者や家臣にこの上なく恵まれている。人の為に生きる。絶対の善を貫く生き方とはこのようなことを言うのだろうか?さて次巻は明鏡止水篇。曇なき心、現代の政治家にも読ませてやりたいよ。

2020/09/26

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