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作家の仕事部屋 (中公文庫 ラ 3-1)

作家の仕事部屋 (中公文庫 ラ 3-1)

作家の仕事部屋 (中公文庫 ラ 3-1)

作家
ジャン=ルイ・ド・ランビュール
岩崎力
出版社
中央公論新社
発売日
2023-07-21
ISBN
9784122073975
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作家の仕事部屋 (中公文庫 ラ 3-1) / 感想・レビュー

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ねこ

海外の一流の作家25人の作品(小説など書籍)の作り方や方法を具体的にどこで、いつ、どのようにして?と著者がインタビュー形式で行ったものをフランスの新聞ル•モンドに掲載されたものの日本語版。作家さんの作品の作り方や心情は千差万別。想像力が1番大事な能力と言われる方が居る一方、私は想像力に欠いている、あちこちから自分の気に入ったものを集め自分の巣に溜め込み作品にすると仰る方もいる。…きっと読書も千差万別。私は読んで手書きで書いて、最後にこうしてSNSに上げる。みんなそれぞれスタイルがあっていいんだよって感じた

2023/09/05

オフィス助け舟

作家や哲学者、思想家25人に対して、共通の質問「あなたは仕事の方法をおもちですか? あるとすればどんな方法ですか?」を投げかけることで始まるインタビュー集。皆さん、のっけから返事がカッコいい。「もちろんです」と回答する人もいれば「仕事の方法など持ちようがありません」という人も。「仕事のやり方はいくつかあると言いたい」と提案する人も。いちばんカッコいいのはエレーヌ・シクスー「方法——それは私にとって何の意味もない言葉です。そんなものはありえないのです。なぜなら私の仕事は愛の関係に似たなにかなのですから。」

2023/10/31

masabi

【概要】小説家以外も含めて作家にインタビューし、創作の手法や向き合い方に焦点を当てた一冊。【感想】「天才たちの日課」の先駆けとも言える本で、各人の創作に対するスタンスの違いや楽しみ、あるいは書くことの産みの苦しみを詳らかにしている。手書きかタイプライターかという時代を感じる回答もあれば、どうしても筆が止まる、逆に止まらなくて短縮するのが大変だなど書くことにまつわる普遍的なものもある。書けないことをどうにかしようと、各々がルーティンなり儀礼なりを駆使しているのが印象的だ。

2023/09/18

東雲

「あなたは仕事の方法をおもちですか? あるとすればどんな方法ですか?」二十五人の小説家・評論家・エッセイストの証言。文筆を生業にしている人の共通点が見つかるかと思って手に取ったのだが。想像を絶するほどに多種多様で、誰一人として同じ方法論を持っている人はいなかった。例えばジャック・ローラン(セシル・サン=ローラン)は名義によって書き方すら異なると語る。意味が分からない。ただ一つ言えることは、自身にとって書き続けるための環境を見つけることが重要なのだ。お気に入りの文房具でも、思いつく時間でも、書く場所でも。

2023/10/22

Kano Ts

作家の書くことに関するエッセイ集。全員がなんらかの強いポリシーのようなモノを持っていたことが窺える(「ポリシーがないのがポリシー」ということも含め。)また、書くことに取り憑かれている人もいれば、仕事として淡々と取り組んでいる人もいたり。一日中書きつづける人もいれば、一日2時間くらいしか書かない人もいたり。同じ「書く」という行為で名を上げた人でも全く向き合い方が違うことを改めて思い知らされる。大袈裟に言えば人間の多様さに驚かされます。

2023/07/30

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