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日本の名著 (18) 石田梅岩・富永仲基 (中公バックス)

日本の名著 (18) 石田梅岩・富永仲基 (中公バックス)

日本の名著 (18) 石田梅岩・富永仲基 (中公バックス)

作家
加藤周一
出版社
中央公論新社
発売日
1984-01-01
ISBN
9784124004083
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日本の名著 (18) 石田梅岩・富永仲基 (中公バックス) / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

岩波書店の本は漢字にカタカナで読みづらかったが、 本書は普通に、「都鄙問答」が口語訳で読めるので 難易度が下がるが、内容は濃厚。 梅岩の弟子のなかで、心学普及に貢献 したのは、手島堵庵(1718~1786)で 京都の富裕な商家の出。 堵庵の次は、西陣の中沢道二(1725~1803)。 柴田鳩翁(1783~1839)は武家・公家に拡大。 鎌田柳泓(1754~1821)は思想に独特な工夫を 加えた(30頁上段)。 京都所縁の思想家集団。    

2014/04/28

KAZOO

日本の江戸時代の経済思想家(商人道)の著名な二人の生涯とそのおもな著書を収めてくれています。加藤周一さんが時代とこの二人について書かれていてこれだけでもかなり参考になりました。著作についても現代語訳してくれているので非常にわかりやすく読めました。

2014/08/09

summerman

富永くん目当てで読んだがとんでもない奴だね。恐ろしいくらいに人間を客観視している。自分一人世界の外に立っているようだ。時代の異才と呼ばれるのもわかる。よくもまあここまで時代精神から自由になれたなと思う。各仏説の評価を云々するところは興味なかったし、そもそも理解する脳もないからほとんど無視したが、それでもその発想にいちいち頷かされる。現代人が江戸の連中より偉いとは言わないけども、現代の学者がそこにいるようだった。これほどの人物が夭逝した上に著作も殆ど失われているとは日本史上に残る失態と言わざるを得ないね。

2022/10/04

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