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宇宙の孤児 (ハヤカワ文庫 SF 281)

宇宙の孤児 (ハヤカワ文庫 SF 281)

宇宙の孤児 (ハヤカワ文庫 SF 281)

作家
ロバート・A・ハインライン
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1978-02-01
ISBN
9784150102814
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宇宙の孤児 (ハヤカワ文庫 SF 281) / 感想・レビュー

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ヒデキ

恐らく、ハインラインの作品で初めて読んだ作品です 多分、ジュブナイル版を小学校の頃です どこの社のかは、忘れましたが、登場する2つ頭のミュータントの鎧姿が、未だに頭に残っています。 ハインラインの思想が、女性の扱いに見事に表れていて そこまで女性が、いないことをまるで感じていなかったことに自分でもびっくりしています。 この社会の見えていなかったいびつさを感じてしまいます。 恐らく、女性が、少ない社会なのかな?と思ってしまいました(違うかな?)

2023/12/16

めがねまる

「この固い〈船〉が動くなどと信じている者は、気が狂っているか、それとも無知な狂信者だ」村、農場、森、廃墟、おそろしいミュータントまでいるこの〈船〉は、実は遥か昔人類が恒星探検の為に送り出した宇宙船だった。ジョーダン財団に後援されたプロキシマ・ケンタウリ探検だったが、何世代も前に起きた反乱によって地球の記録も科学的知識も失われ、〈船〉はそこに住む人類にとってただ一つの世界になった。この世界ではジョーダンが信仰対象で、おおジーザス!みたいな感じで日常用語に使われる。おおジョーダン!この本メチャクチャ面白いよ!

2016/07/17

Shimaneko

何十年ぶりかの再読。プロット自体はやはり今読んでも面白いものの、翻訳の古さはいかんともしがたく、また昔の文庫本のフォントが老眼にはかなり厳しく、時の経過を思い知るのだった。しくしくしく。

2015/11/26

白義

世代宇宙船ものの原型にして最初からそういう世界観だと明示してその世界内の描写に意識を集中させる技巧や、それでガリレオ裁判や革命政治を再現させてやろうという構図の巧みさに、それはそれとしてどうでもいいところは全部幸運で押し通すぞという割り切りの良さとマッチョイズムを融合させて結果竹を割ったような読後感を与える力と技の小説。特にジョウ=ジムの悪漢小説の手触りが濃厚な血と暴力と新年の気配、ボボとの絆がかっこよい。力学の法則の扱い方とか「よく練らた異界」描写と地球も相対化するような自分の小説への明るい信頼感が凄い

2020/05/07

アルビレオ@海峡の街

ハインラインの最初期の作品。この「宇宙船」=「世界の全て」だと思っている人々。外の世界があるという事すら世代が替ってゆくうちに忘れ去られてしまう。主人公のヒュウは、ミューティ(突然変異者)のジョウ=ジムと出会った事をきっかけに、自分たちの世界の秘密を知る。世代間宇宙船を舞台とした古典SF。最後が駆け足過ぎなのが少し残念。

2014/08/28

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