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時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)

時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)

時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)

作家
ロバート・F・ヤング
シライシユウコ
小尾芙佐
深町眞理子
岡部宏之
山田順子
出版社
早川書房
発売日
2017-02-23
ISBN
9784150121150
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時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF) / 感想・レビュー

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徒花

まあまあ。さまざまなタイプの女性(そういえばみんな主人公は男だった)との恋愛要素を絡めたロマンティックSF短編集。歴史上の人物から宇宙人、木の妖精、果ては「山」と恋に落ちたりする。いろいろご都合主義的なところも多いけど、SFロマンティックファンタジーの王道的な作品である「真鍮の都」がおもしろかった。タイムトラベラーがシェヘラザードと何万年者未来に飛ぶなんてロマンしかない。

2021/11/05

ゆかーん

一見すると甘い恋愛小説のような、ドキドキするファンタジーのような、フワフワした雰囲気の話ばかりです。でも油断していると、SFの要素を含んだ不気味でスリリング展開が待ち受けています。特に表題作ににもなっている『時をとめた少女』は、素敵な女の子にとんでもない仕打ちをうけてしまう男性の話でした。甘い罠には棘があるということですね(笑)どこか新井素子さんの作品に似た世界観を感じる、乙女チックな短編SF小説集でした。

2017/06/24

ニミッツクラス

17年(平成29年)の税抜820円の青背初版。日本オリジナル4冊目の短編集で7編を収録。ロマンチックSFがウリの著者だからその系統の作品が多く、突出しないが良品揃い。但し表題作と「妖精…」、「真鍮…」は邦訳アンソが出ている。やはり面白い作品は需要があるね…って言うか、それを含む5編はSFMから持ってきた。「わが愛…」「花崗岩…」は初書籍化のお礼を言います。未訳短編の多い著者だが、刊行時点での初訳は巻末の2編のみ。その内の「約束の…」は不時着した宇宙移民船の話。植民星でのパイロットの居場所は…。★★★★☆☆

2022/06/06

ベルるるる

以前、いろんな作家の短編集の中にあったヤングの「時が新しかったころ」を読んで、他のも読んでみたくなって手に取った本。ロマンス要素のあるSFファンタジー。

2017/09/19

阿部義彦

ロバート・F・ヤングの短編集。成程グレッグ・イーガンとは対極の抒情派SF、軟弱と言われようと、やはり私にはこっちの方が合うみたいです。噂の『たんぽぽ娘』を読みたくなってしまいました。ここでの7編のうち、私はファンタジー(ハリーポッターなど)が駄目なので唯一「真鍮の都」だけが、魔法とか指輪とか悪魔とかの苦手な語彙続出で読む気が萎えたし感想らしきものも何も浮かびませんでした。悪しからず!表題作、「我が愛はひとつ」「花崗岩の女神」なんかはモロにツボです、堪能しまくりました。表紙も良いです。

2017/05/17

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