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ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

作家
アガサ・クリスティー
中村妙子
出版社
早川書房
発売日
2004-03-16
ISBN
9784151300042
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ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) / 感想・レビュー

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Kircheis

★★★☆☆ ポアロ物としては珍しく、007を連想させるようなストーリー展開で、ミステリー要素はほぼなかった。 クリスティの巧みなストーリーテリングで、面白くはなっているのだが、ポアロには本作のような活劇は似合わないと感じた。 ビッグ4という存在も、目立つのは4番目の男くらいで後のは存在感が薄い。特に首領である1番目は全く活躍場面がなく、設定をうまく活用できてなかった気がする。 結果として、そこそこ面白いスパイ活劇物にとどまってしまった印象である。

2018/10/28

nobby

聞いてはいたものの、まさかのポアロによる冒険活劇には戸惑うばかり…名実ともに世界一を謳う名探偵と世界征服を目論む国際犯罪組織〈ビッグ4〉との生死を賭けた対決が今ここに!いや、本当に結構危ない(笑)特に小馬鹿にされながら振り回されるヘイスティングズが気の毒…天才的犯罪者4人故にビッグ4なのだが、実際の対戦はほぼ殺し屋ナンバー・フォー。なかなか忙しく立ち回るけど、他3人がほとんど登場しないだけに小物感漂うのは否めないかな…短編を繋いだという事情ふまえながら、自惚れと生真面目な2人の友情を味わうのが微笑ましい。

2020/06/27

中原れい

活劇度がひじょうに高く人死にも多く場面展開も早い、と思ったら、もとは短編を集めたものとか。人生でも大きなことがあったし何を書くか固まっていなかったから初期は色々試すのね。活劇としては息つく間もない面白さだった。こういうポアロもたまにはいいかも。ビッグ4の最後があっけないと見るか最後まで派手だったと見るかはこれも好みだろう。

2016/02/18

れみ

ポアロの部屋を訪ねてきた男性の発した謎の組織とそのトップに立つ人物の名前。それをきっかけにその組織「ビッグ4」と対決することになるポアロとヘイスティングズ(以下ヘイ氏)。ヘイ氏はそもそも何か用があって南米からやってきた気がするけどそっちの方とかは大丈夫なの?とか、なんか肝心なときにたいてい意識を失ってる気がするけど?と思うけどなかなかの活躍ぶりだった。悪の組織の暗躍とか複数の事件がいくつも登場するのとか今まで読んだものとはずいぶん違うなあと思ったけど作品の書かれた経緯を解説で知ってなるほどという感じ。

2017/12/01

yu

Kindleにて読了。ポアロシリーズ。今回の作品は今までになく、壮大でスリル溢れたお話だった。何よりもヘイスティングスの純粋な事といったらない。虚悪な組織に立ち向かうポアロとヘイスティングス。夢中で読んでしまいました。お金と美女と愛憎に溢れた作品ばっかりだったので、非常に新鮮な気持ちで楽しめた一冊。

2018/05/03

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