名作ミステリで学ぶ英文読解 (ハヤカワ新書)
名作ミステリで学ぶ英文読解 (ハヤカワ新書) / 感想・レビュー
かめりあうさぎ
6作品の6シーンを抜粋して原文と設問&解答そして日本語訳を記載。各作品の序章にはあらすじ・概略があり合間合間にコラムもあり。原作未読の人も楽しめる様にネタバレありのシーンについては配慮がなされています。扱っている作品はミステリの古典ばかり『Yの悲劇』『エジプト十字架の秘密』『厄災の町』『アクロイド殺し』『パディントン発4時50分』『恐怖の谷』。翻訳ってだけで凄い大変なのに、それがミステリとなるとさらに配慮が必要なんだなーと思いました。
2024/03/18
タッキー
最近英語に凝っていて、かつミステリー好きということで購入!クイーンやクリスティなど、本格ミステリーの部分部分の原文紹介しながら、どう訳すかを問いかける本。当然のことながら、ここで紹介されている原文は、いずれも手強かったです。最近ちょっと英語わかってきたかなと勝手に思っていたのが見事に打ち砕かれました。翻訳家ってすごいなぁと思わせられる一冊でした。
2023/10/05
Cinita
ミステリ翻訳の裏話が読めるぞと軽い気持ちで買ったら想像以上に「英文読解」寄りの内容だったのでしまった!と思いました。原文1パートにつき5〜6題の読解クイズが付される形式なのですが、目で行を辿るのも苦痛ってレベルで英文読めなくて自分でもびっくり😂 とはいえ原文総スルーで解説だけ読んでも充分面白かったです。一文を訳すだけでも、英語だけでなく日本語の語彙、地理や歴史など幅広い知識が必要で、ミステリにおいてはさらに手掛かりが手掛かりとして正しく成立するように訳す難しさがあるのだと、実例で知ることができてよかった。
2023/08/05
石橋陽子
久しぶりに英語に触れておこうと、書店で目新しいこの著書を購入。なんと、早川書房が新たに創刊したハヤカワ新書であり、記念すべき001 番だと読了後に気づく。エラリイクリーン、アガサ・クリスティ、コナン・ドイルの豪華3名の名作を扱う。ミステリなので表現が面白く夢中になる。1章の最後にはそのミステリのネタバレが書かれている為そこだけはスルーした。これらの作品を読んだら戻ってこようと思う。
2023/09/20
barcarola
何しろ学が無いので、設問の答えについては考えること無く読み進めた。それでもかなり楽しめました。コラムも面白く、触れられていた「火曜クラブ」は思わず引っ張り出して再読してみたり。
2024/01/08
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