読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

言葉はなぜ生まれたのか

言葉はなぜ生まれたのか

言葉はなぜ生まれたのか

作家
岡ノ谷一夫
石森 愛彦
出版社
文藝春秋
発売日
2010-07-13
ISBN
9784163726403
amazonで購入する

言葉はなぜ生まれたのか / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

1959のコールマン

☆5。読み友の皆様が言うように、まさしく良書と言えるだろう。分かりづらいことをこれ程までに分かりやすく書いた本は初めてだ。本書を一言で言えば「ことばは歌からうまれた」なのだが、著者は「あくまで仮説だよ~~」と腰が低く、加えて、コラムで科学的仮説について細かく説明している。嫌な印象を与えない。もちろん「じゃあなぜ人間は歌を歌えるようになったの?」という疑問は残る。歌がことばに変化する過程もちょっと強引に感じた。それに子供向けなので、イントロダクションだけ、といった印象は受けた。まあでも十分合格点。

2019/09/08

びすけっと

2010年7月刊。図書館出会い本。見返しがハダカデバネズミの巣の概観だったので、言葉とどう関わるの?と即借り出し。言葉の四要件を仮説検証する科学の読み物でした。「発声学習(真似ができる)」「音と単語の対応がある」「文法」「社会関係での使い分け」。呼吸を止める=コントロールできることが発声の基本とは! ハダカデバネズミは社会関係(上下関係)の発生の説明で登場していました。言葉の元は歌。なるほど。そこからどう現在の言語に変化していったかも気になるところ。疑問をどう解いていくかの基本を教えてくれますよ。

2015/08/10

かんやん

先ずヒトの言葉の四つ条件として、①発声の学習可能性②音と意味の対応③文法の規則性④社会関係(による変化)をあげる。次にそれぞれの条件を個々に満たしている動物の鳴き声を分析する。①オウムや九官鳥(息を止める能力があれば発声学習できる)②テンジクネズミ③ジュウシマツ④ハダカデバネズミ!さらに歌うように鳴くテナガザルの鳴き声(のバリエーション)を考察し、ヒトの先祖は歌う霊長類だったのでは、と。つまり歌でコミュニケートするうちに、様々な歌の共通部分が切り離され、意味を形成していったのではないかという仮説。

2018/06/20

きーちゃん

コミュニケーションの一つとして、とても大きな存在なのが「言葉」。人間だけが使っているようにも思うけれど・・・あれ?真似をしたり、おしゃべりする鳥っているよね?という、ふとした疑問の心をくすぐってくれる科学の本。イラストが多く、内容も丁寧でわかりやすいので、子どもも一緒に楽しめる本。子ども向けかぁ~とあなどるなかれ!言葉を話すには(息を止める)という行為が必要なのをご存知でしたか?私は知らなくて、「へぇぇぇ!」としょっぱなから驚きの連続でした(笑)色々な仮定を想像して楽しむきっかけになる本でした。

2013/11/07

riviere(りびえーる)

著者はあの理科学研究所に勤務していた人。進化生物学の立場からヒトの言語獲得について、他の動物たちのコミュニケーションと比較して述べています。児童向けの図書なのでわかりやすく、かつ内容は高度。「呼吸を止めることができる動物しかしゃべれない」「デグー(ネズミ)は17種類の鳴き声を使い分けて仲間とコミュニケーションを取っている。しかしそれ以上語彙は増やせない」など知らなかった動物たちのエピソードが面白い。そして著者はある仮説にたどり着く。「ヒトは歌うサルから進化した」この仮説は音楽好きだという著者の願望かも。

2014/05/23

感想・レビューをもっと見る