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天皇の世紀(1) (文春文庫 お 44-2)

天皇の世紀(1) (文春文庫 お 44-2)

天皇の世紀(1) (文春文庫 お 44-2)

作家
大佛次郎
出版社
文藝春秋
発売日
2010-01-08
ISBN
9784167773397
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天皇の世紀(1) (文春文庫 お 44-2) / 感想・レビュー

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takeapple

小学生の頃、朝日新聞に連載されていたのを時々読んでいた。近所に戊辰戦争の激戦地があり、旧幕府軍と新政府軍それぞれの墓所もあり、よく遊びに行っていた。幕末の歴史が好きだったので、興味深く読んでいたのだけれど、学校でそんなこと話しても、あまり相手にされなかった。今改めて読み直しても面白いけど、大佛次郎って凄い作家だと思う。つくづく完結していたら、本当の金字塔だったと残念である。第1巻では、明治天皇誕生、ペリー来航、吉田松蔭、閉伊三郡の一揆が出てくる。

2017/03/09

知識の海に圧倒される。しかしその中にも当時を生きた人々の思いがあり名もなき人々への視線もあり史料だけでない作者の視点が入ることで巨大な歴史の流れへ読者を誘ってゆく。圧巻とはこのこと。じっくりと次巻以降読み進めていきたい。

2011/05/22

とおる

資料豊富。面白い。ハリスの経歴なんて知らんかった。敬虔なクリスチャンの商人。日本の近代貿易にとってかなりの恩人ではないかと。結局あれだな。黒船に揺れて国が割れちゃったから天皇が復活する余地ができたんだな。

2010/12/25

bafuken

読書メータ始めました。とりあえず、最近読んだ本を登録してみようかな。天皇の世紀は大佛次郎さんの絶筆となった作品。読むにはかなりの気合がいりますが、全12巻読了後の充実感たるや。願わくば続きが読みたかったと必ずや思うはず。

じろう

幕末史を仔細に描く。事実だけを知っていてもその裏側を知ることができた。しかしよくもまあ、こんな時代遅れの中世的な天皇家が次代を担ったとは、これから明らかにされていくのだろう。南部藩逃散も全く取り上げられず、埋もれていた歴史だった。京極さんが「遠野巷説物語」を背景にした小説だったらしいが忘れてた。ペリー接遇に幕府が力士を担ぎ出したという挿話は知っていたが、ペリー側も黒人先導させてたと云うのも考える発想は同じかなあと思った。

2024/01/01

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