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株式会社という病 (文春文庫 ひ 24-1)

株式会社という病 (文春文庫 ひ 24-1)

株式会社という病 (文春文庫 ひ 24-1)

作家
平川克美
出版社
文藝春秋
発売日
2011-10-07
ISBN
9784167801557
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株式会社という病 (文春文庫 ひ 24-1) / 感想・レビュー

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GAKU

何か同じような事をくどくどと書いていて、基本読んでいて面白くなかった。期待外れでした。

2023/02/28

シュラフ

会社生活27年。会社人間ながらも時々ふと感じてしまう会社の利益至上主義へのもやもやした疑問がずっとあった。ビジネスの現場においては顧客の利益を考えるべきなのか、会社の利益を考えるべきなのか。"会社から給料をもらってるんだから"と考えることをやめることで会社の利益を優先してきた。今までどんな本を読んでも解決してくれなかった疑問みについて、はじめて解決するヒントを与えてくれた一冊だった。解決策が提示されているわけではないのだが、会社とは何かという本質を教えてくれる。ひとつひとつの文章が胸にすとんと落ちてくる。

2015/10/31

だいすけ

読みごたえあり。話は株式会社だけにとどまらず、文明批評の書。湯浅さんの解説を読んで、そういうことなのねと納得。

2018/06/12

kera1019

「株式会社という病」について「人間の欲望自信がヒューマン•スケールというものを追い越して一人歩きしてつくりあげた未来の幻想なのではないか」という一考が印象に残ります。必死こいて光を集めた分だけ、闇の部分が深くなる。右肩上がりに成長し利益を最大化しなければならないという幻想、経済成長という呪縛が作る影について考えさせられました。

2014/08/05

makimakimasa

株式会社というシステムの本質と限界、及びこれを生み出した人間社会の欲望に自覚的であれ。この命題を説く為の思考の軌跡と論理展開が読む者を飽きさせない。「人間とは、自分が意志することと別のことを実現してしまうような存在」との前提理解が要。経済成長や生活利便性の飽くなき追求を「ヒューマン・スケールというものを凌駕した、テクノロジーによって作り出された欲望」「人間が自らの欲望に逼塞し、生きることのリアリティを希薄化させているとすれば、テクノロジーの恩恵とは、まさに遭難者の前に投げ出された金塊に過ぎない」と断じる。

2019/07/16

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