片想いさん (文春文庫 さ 64-1)
片想いさん (文春文庫 さ 64-1) / 感想・レビュー
さおり
女の人限定で、おすすめしたい本。私は片思いの経験が少ないので(恋の経験全般、少ないってことだけど)、いやー、乙女だねぇ、私とは違う感じだねぇ、と思いながら読んだのだけれど。それが、最後の最後で、この本は大切にしたいと思い直しました。ちょうど今日、仕事帰りの車の中で考えていたことがそのまま書いてあったから。
2015/06/04
ひろちゃん
片想いの読んでてキュンとするような素敵な感じとぎゅっと胸がしめつけられるような苦しさが絶妙なバランスをとっている本。嬉しさ、孤独感、色んな感情が沸いてきて恋をすると飽きない。詩や小説に関しても弾けている感じが一番好き。さまざまな表現が涌き出てきて、まさに今とれたての生物って感じの文章!片想いをして、色んな感情で頭がごちゃごちゃになって、ささいなことで苦しくなるような苦しい経験をしないと書けないと思う。恋をするのは怖いけど、これを読んだら片想いはゼロじゃなかったんだなと思う!
2016/07/16
takaC
確かに新鮮さを感じたかも。あれは4年前だったかな、千春さん出身地市川の芳澤ガーデンギャラリーへ「さかざきちはるの世界展」を見に行ったのは。それより前からチーバくんもSuicaペンギンも好きだから。このミスの猫もね。
2016/01/31
ミルルン
大切にしてきた思い出、その思い出と結びついている本やごはんの話、今の暮らしのこと。坂崎さんのその時その時そこにあったそのままの飾らない思いが綴られていて、とてもいいなと思った。あの頃わたしが思っていたこと、感じていたことそのままだ、と思うところがいくつもあり、真っ直ぐに心に響いてきて素直に頷ける素敵な言葉やこの表現好きだな、書き留めておきたいなというところもたくさん。本の紹介文がまた良くって、読んでみたいと思うものばかり。この一冊ですっかり坂崎さんのファンに。 手元において何度も読みたい一冊。
2015/07/04
ひめか*
初読作家さんだと思ったらイラストレーターで、しかもsuicaやチーバくんをデザインした人だと知って驚き!物語だと思ってたらエッセイだった。可愛らしいイラストとともに、坂崎さん自身のありふれた日常、思い、好きな本にまつわる話などが描かれる。一つ一つの話が短くて読みやすい。タイトルのわりに切なくもなく彼女の描くイラストのように可愛らしいお話だなと思った。人はそれぞれいろんな生き方があっていろんな幸せがある。人それぞれ違ってその人だけの特別なもの。どう思われるかではなく自分がどう生きたいかが大切だと私も思う。
2015/11/26
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