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ファザーファッカー (文春文庫)

ファザーファッカー (文春文庫)

ファザーファッカー (文春文庫)

作家
内田春菊
出版社
文藝春秋
発売日
2018-11-09
ISBN
9784167911751
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あらすじ

私は、よく娼婦の顔をしていると言われる。
今までに、ホステスを含めた何種類かの職業を経験したという話をすると、「もしかしてあれも?」と売春をほのめかした聞き方をよくされるのだ。十六歳で家出して、野宿から始めた生活ではあったが、ぜったいに売春だけはしなかったのに。
ところが、私は思い出した。十五歳のとき、私は娼婦だったのだ。売春宿のおかみは私の実母で、ただ一人の客は私の育ての父だった……。

養父との関係に苦しむ多感で早熟な少女の怒りと哀しみと性を淡々と綴り、読む者の心を揺さぶった自伝的小説。

衝撃の出版から25年、著者が凄絶な過去を公表し、生身をさらして生きることで、性的虐待の後遺症に苦しむ女性たちに「me,too」と精神科医を受診する勇気を与えたという。

解説は、当時「被害当事者側から書かれた貴重な作品」と評価した精神科医の斎藤学氏。
25年後のあとがきがついた、完全版で登場!

ファザーファッカー (文春文庫) / 感想・レビュー

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とら@千歳市民

なんだこれは!毒親どころの話じゃない!大体、この養父って何様?こんな家から出て行って正解だね。

2019/01/10

小豆姫

たんたんと綴られた文章の奥に、悲痛な叫びが溢れている。親を環境を子供は選べない。逃げ場もない。養父の暴力と凌辱に心を殺すことでしかやり過ごせなかったなんて。それでも、自分の足で生きてく一歩を踏み出すラストは透明な光に満ちてる。賢く強い人だ。新作の『ダンシング マザー』では、罪深き実母を描いているとのこと、読まねば。

2018/12/08

もみっち

20年振りに再読。読後感は変わらない。20年前よりは振り回されてないかな?今回は冷静に読めた気がする。

2018/12/21

しろ

たまたまつけていたテレビ番組のゲストが内田春菊さんで、漫画家だとか作家だとかって知らなかったのだけど、なんだか良い感じのおばあちゃんだなと思った。その中で紹介された本書『ファザーファッカー』まずタイトルに驚かされ、そして自伝的小説ということとその内容に衝撃を受けた。だけど目の前のテレビに映るのは格好いい着物を着こなした佇まいの素敵な人で。「この本を読んでみたい」と強く思ってすぐ買いに行った。少し尻込みしたけど、読み始めてしまえば手が止まらなくなった。辛い話だけど力強くもある、そんな風に感じた。

2018/12/01

ピース

最近のあさイチで内田春菊さんを知りました。養父なんてまるで獣。母性が欠けた母親の言動もおぞましく、読了感は最悪…。 ただ、初版は1993年。最近でこそ、色んな暴露本が出る様になったけど、この当時に、被害当事者が子供の頃に受けた性的虐待について、こんなにも赤裸々に綴った事に衝撃を受けました。巻末の精神科医のあとがきも読むと理解が深まった。虐待は無くせないなら、せめて児童保護網の充実、周知徹底を切に願うばかりです…

2018/12/29

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