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風柳荘のアン (文春文庫 モ 4-4)

風柳荘のアン (文春文庫 モ 4-4)

風柳荘のアン (文春文庫 モ 4-4)

作家
L・M・モンゴメリ
松本侑子
出版社
文藝春秋
発売日
2020-01-04
ISBN
9784167914332
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風柳荘のアン (文春文庫 モ 4-4) / 感想・レビュー

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さつき

サマーサイド高校の校長になったアン。婚約者のギルバートはまだ医学生。しばらくは遠距離恋愛が続きます。この作品は大部分がアンからギルバートへの手紙として書かれた書簡体小説で学校での出来事、新しい知人達をめぐる騒動などを中心に描かれています。前作までとは違いアン自身の物語というよりはその周辺のエピソードを詰め込んだ短編集のような印象。子供の頃に読んだ時はそこが少し物足りませんでした。今回解説を読み、今作が『アンの愛情』と『アンの夢の家』の間を埋めるように20年後に執筆されたことを知り納得しました。

2020/11/15

みうか

赤毛のアン4作目🇨🇦サマーサイドの港町で校長となったアンと医学生のギルバートは遠距離恋愛中💕あんなにツンツンしてたアンだけどギルバートの愛を素直に受け止めてからはちゃんとデレるようになり、お転婆な少女はすっかり落ち着いた大人のレディに。故郷の家族やギルバートとの愛に満たされてる心の余裕からか、新天地でも多くの迷える子羊のハートを癒やします。時代的に劣悪な環境で育つ子供が多い故に、なおさらアンの前向きな姿勢と優しさが温かい。今回は小さなエリザベスとレベッカ・デューが好き♡表紙の猫はダスティミラー✨

2021/01/16

まあか

どんな困難にもめげずに立ち向かい、道を切り開いていくアンの逞しさに拍手。アンの暮らしは、常に前を向いて、明るい方へと目指していく。もちろん時には失敗するし、みんなに好かれるという訳でもないが、人間らしく、とても好感が持てる。人の奥深さも感じられて、とても楽しく、素敵な気持ちになれる。アンシリーズ、最高!!!!

2022/06/02

あたびー

松本侑子番アンシリーズ4作目。村岡花子版では「アンの幸福」と題されていたが、解説で作中風を意識した表現が多く、作者の意図を汲んで原題通りにしたということを読み、素晴らしいと思った。サマーサイドで校長職に就いたアンは、地元有力者プリングル家一族のいじめに会うが、ひょんなことから彼らと折り合いをつける。隣家の薄幸の少女エリザベス、気の合わない同僚キャサリン、色々な面々が登場するが、なんと言ってもレベッカ・デュー。ちょっと扱いにくいがこれほどの善人(しかも面白い!)もちょっといない。

2024/02/21

baba

アンがサマーサイドの校長として赴任した様子をギルバートへの書簡で語る。松本侑子さんの文章がすんなりと入って、街の様子や人々の暮らしぶりが伝わってくる。訳者によるあとがきや注釈も楽しみ。

2021/03/07

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