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チャップリン暗殺指令 (文春文庫 と 33-1)

チャップリン暗殺指令 (文春文庫 と 33-1)

チャップリン暗殺指令 (文春文庫 と 33-1)

作家
土橋章宏
出版社
文藝春秋
発売日
2020-06-09
ISBN
9784167915117
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チャップリン暗殺指令 (文春文庫 と 33-1) / 感想・レビュー

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keroppi

図書館の新刊コーナーで見つけて。五一五事件にチャップリンが巻き込まれ殺されていたかもしれないという史実をもとにしたフィクション。これならば、史実を描いたノンフィクションを読みたかったなぁという感じ。もう少し緊迫感のあるストーリーを期待したのだが。事実は小説より奇なり。

2020/08/25

のれん

【酷評】5.15事件の裏で狙われたチャップリンというのは史実らしく、中々興味深い内容。主役の陸軍候補生の子も可愛く、雑魚役者との掛け合いは古典的ながら良い。 しかし、後半は史実との競り合いで単調&唐突になりがち。教科書的社会視点は知らない人なら文字が滑るだろうし、知ってる人ならつまらんと感じるだろう。 特にいじれなかったのなんとなく分かるが、チャップリン本人が「喜劇紳士の大スター」以上のイメージを持たせなかったのは至極残念。もし超然としたキャラにしたいならあの登場回数は多すぎる。う~ん残念。

2020/08/15

ビスコ

単行本の時から気になっていた作品。調べてみたら、5.15事件の裏でチャップリン暗殺計画があったのは事実らしい。それを下敷きに膨らませた作品。 5.15事件とチャップリン、どちらにも強い部分と弱者な部分が共存するだけに、その狭間で揺れ動く新吉の心情が複雑。江戸時代を舞台にした他の作品に比べると動きは地味だけれど、こういう内面こそ小説で読む楽しさがある。

2020/07/03

くらーく

超高速!参勤交代は面白かったですな。本書も実際にあった事実を膨らませて、ストーリーを作られたもので、サクサクと読ませるところは、著者の力量ですかね。 最後があっさりし過ぎだし、途中、主人公(新吉)の心の動揺をもっと描いても良かったかな。たとえば、愛する女性が妊娠したらどうだったのだろうか、なんてね。 どこまで事実か分かりません(調べたくなるところが、本書の面白さである)が、チャップリンの人格の高さは素晴らしいね。当時の状況で、来日してくれたのも嬉しい。日本びいきだったのも。

2020/07/18

tnyak

題材はシビアだが、とても読みやすく、臨場感が伝わってくる作品だった。どこまでが史実で、どこが虚構なのかは私にはよくわからないが、ラストはとても切なかった。そして、チャップリンがかっこよかった。

2020/06/21

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