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ざんねんな食べ物事典 (文春文庫 し 6-97)

ざんねんな食べ物事典 (文春文庫 し 6-97)

ざんねんな食べ物事典 (文春文庫 し 6-97)

作家
東海林さだお
出版社
文藝春秋
発売日
2021-10-06
ISBN
9784167917715
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ざんねんな食べ物事典 (文春文庫 し 6-97) / 感想・レビュー

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kinkin

2019年に単行本として出版された本の文庫版。タイトルではざんねんな食べ物事典となっているがこれは収められているエッセイのタイトル。ラーメンの話、歯磨きについて、かゆいにつぃて、懐かしの歌他。感じたのは丸かじりシリーズと文章が微妙に違ってきているのではないか。食べ物についての詳細な考察と哲学的な結論が減ってきているような気がする。といっても氏は昭和12年のお生まれだからもう84歳。文章に枯れが目立ってきてもそれはそれで味わいがあってもいいか。いつまでもエッセイが続けられることを望みます。

2022/01/07

とんかつラバー

団塊世代くらいの人と思ったら1937年生まれの方だった!カズオイシグロやらニトリやら時事ネタを盛り込み、かつ深い洞察に脱帽。上手い噺家のような軽快な文章で、痒み産業の話などはクスッとしてしまい、酒蔵呑み倒れツアーはこんなのあったらサイコー!と思ったら本当にある(行きたい!)食べ物にまつわる話が多いがチェーン店の進化やチキンラーメンと共に歩んだ人生は歴史を感じる。

2024/01/27

mawaji

ざんねんないきもの事典に触発されて書かれたのかもしれない本書は解説の文章にあるように他の追随を許さない「目の付けどころ」と「的確な表現」に裏打ちされた、誰も思い付かないような視点から綴られたエッセイなのでした。四畳半フォーク「神田川」の「♫小さな石鹸カタカタ鳴った」という一節から「二人で暮らした年月の長さを誇示して自慢している」という考察を引き出すスルドイ洞察力は80歳を超えても衰えることはないのだ。それにしても解説の長田昭二氏が東海林さだおの作品の解説を書く資格がある理由がとてもいい話でちょっと感動的。

2022/03/27

れん

東海林さだおさんの本は久々だけど、謝罪会見への提案など安定の面白さでニヤリ。クールな視点にハッとします。色んなことにフラット目線だから、長年愛されているのかな。

2021/12/12

takakomama

食べ物だけでなく、歯磨きや名字など身の回りのことも綴った、こじつけのような、自虐のような、生き字引のようなエッセイ。目のつけどころやイラストが楽しいです。御年84歳、まだまだ元気!

2022/07/12

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