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double~彼岸荘の殺人~ (文春文庫 あ 87-2)

double~彼岸荘の殺人~ (文春文庫 あ 87-2)

double~彼岸荘の殺人~ (文春文庫 あ 87-2)

作家
彩坂美月
出版社
文藝春秋
発売日
2024-02-06
ISBN
9784167921743
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double~彼岸荘の殺人~ (文春文庫 あ 87-2) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

やっぱりこの屋敷は、普通じゃないよ─。過去に陰惨な事件が続発した【彼岸荘】不可解な出来事が起こる屋敷の謎を解明する為に集められた超能力者達。彼らの前で次々と発生する怪奇現象の最中、超能力者の一人が不審な死を遂げてしまった…。屋敷全体が狂気に囚われた怪物であるかの様に登場人物達に迫る中、恐怖に怯えながらも必死に対峙する姿がとてもリアルに表現されており鬼気迫る臨場感を感じる事ができた。帯に“本年度最高のホラーミステリー”と銘打ってあるものの、ミステリー色はかなり薄味。更にもう一言。屋敷内の見取り図欲しかった!

2024/04/12

yukaring

大勢の人々が失踪や不審死を遂げている山荘「彼岸荘」10年の時を経て調査のために開かれたこの館で起こる惨劇。館を調べるために集められたのはテレパス、サイコメトリスト、エレクトロキネシスなど特別な能力を持った人々。彼らは館に巣くう不穏な何かを感じとるが、その何かは強い念動力を持った紗良の力に反応、呪われた館がゆっくり目を覚ましていく・・。壁面のモチーフである天使が動き出し、鏡に映る自分は邪悪な笑みを浮かべる。そして明らかになる真相と館の悲しい記憶。曰く付きの屋敷を舞台にしたオカルト色が強めのホラーミステリ。

2024/02/17

雪紫

本物の幽霊屋敷に招かれた本物の超能力者達に怪異と殺人が襲いかかる・・・「涜神館」かい!?な理由で購入。まさかここまで実在する怪異、主人公達に襲いながらも(いや、家が襲う感強くて怖かったよ)きっちり本格ミステリとしても綺麗に収まるとは思わなかったわ・・・。そう言えばプロローグの司会者助かったみたいだし、後々関連人物がちょっかい掛けてくるんじゃと思ったけど、そんなことはなかった。後わりと毒親ですねあれ。

2024/02/24

koma-inu

「◯◯荘の殺人」という事で、クローズド下の屋敷で起こる殺人事件。普通のミステリーと違い、集められたのは超能力者たち。更に屋敷自体も襲い掛かってくる、ホラー度高めストーリーになってます。序盤から中盤はホラー調、終盤に少しミステリ入ってますが、こちらは期待し過ぎると肩透かしかも。超能力者の能力を利用した謎解きはなかなか面白いです。ラストは意外にも感動的。

2024/03/08

よっち

少女の頃に念動力で世間を騒がせて以来引きこもる神城紗良を、見守ってきた幼馴染山本ひなた。しかし紗良の噂を聞きつけた富豪から幽霊屋敷の謎を解き明かして欲しいとの依頼が入るホラーミステリ。ひなたを伴って向かった屋敷には、紗良だけでなく超能力者が呼び寄せられていて、これまでも残虐な事件が繰り返され、不気味にうごめいたり悲しい記憶で彼女たちを恐怖に陥れてゆく意識を持った屋敷。ホラーめいた部分もありながらミステリも絡めた展開になっていて、切ないながらもそれを噛みしめるような二人の絆とその決断が印象的な物語でしたね。

2024/03/03

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