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誰かがジョーカーをひく

誰かがジョーカーをひく

誰かがジョーカーをひく

作家
宇佐美まこと
出版社
徳間書店
発売日
2023-11-29
ISBN
9784198656904
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誰かがジョーカーをひく / 感想・レビュー

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starbro

宇佐美 まことは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ノワール群像ドタバタ劇、映像化すると楽しいと思われます。それにしても登場人物がワルばかりでした(笑) https://www.tokuma.jp/news/n55112.html

2024/01/11

いつでも母さん

宇佐美さんがドタバタ劇を描くとこうなるのか?って感じで読み切った。どこかで読んだようなストーリーなのだが(汗)『土壌菌』を絡めるのは面白かった。たまたま、たまたまが何度も起こったらそれはもう偶然なんかじゃないよ、沙代子さん。地味で平凡な主婦・沙代子の自立物語だったが、どうしても重くて深い作品を宇佐美さんに求めてしまうんだ私は・・勝手でごめん。

2023/12/24

モルク

あれっ?これって宇佐美作品?と思えるほどいつもとは違う。小太りで凡庸ちょっとノロマで後妻に入った家族からも見下され…だけど料理上手な専業主婦沙代子がキャバ嬢紫苑と繰り広げるドタバタ劇。横取りした身代金三千万、ヘタレホスト、誘拐された女子高生、タッグを組むのかはたまた裏をかきあうのか。とにかく後半に行くほどペースアップ。沙代子が子供の時四国の銀山で得た植物、カビなどの知識が役に立つ。果してジョーカーは…そしてジョーカーを引くのは誰なのか。テンポよく楽しめた。

2024/02/25

ちょろこ

流されゆく一冊。家を飛び出した平凡な主婦 沙代子が予測不可能な事件に巻き込まれるストーリー。キャバクラ嬢を車で轢き、三千万円を拾い、山分けに案に心揺らぎ、闇組織に追われ…自分の意思とは無関係にどんどん流されゆく彼女と共に読み手も展開に流されゆく面白さ。そんな彼女が唯一誇れるのは医食同源の手料理。食の豆知識を楽しみながらも気になるのは三千万円ゲームの決着。最後に笑うのは誰?まるで自分自身が知恵で発酵したかのような彼女の姿、からくり種明かしといいサクッと読めた。作者名を伏せたら宇佐美さんとはわからない作品。

2024/01/11

しんたろー

後妻として入った家で酷い扱いをされている女性・沙代子が主人公のサスペンス…ひょんなことからキャバ嬢・紫苑と逃避行をする事になって、次々と起こる危機を乗り越えてゆく展開はこの手の物語のテンプレートのよう…自分に自信がない沙代子が紫苑や事件と向き合いながら段々と目覚めてゆくのも、王道の流れと言える。テーマである「食べることは生きること」には大きく頷けたし、沙代子の植物&食の知識が事件解決になるのも主人公らしくて良い。過去作に多い宇佐美さん独特の暗めな作風を期待すると肩透かしだろうが、エンタメ作としては上々👍

2024/02/14

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