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単純な脳、複雑な「私」

単純な脳、複雑な「私」

単純な脳、複雑な「私」

作家
池谷裕二
出版社
朝日出版社
発売日
2009-05-08
ISBN
9784255004327
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単純な脳、複雑な「私」 / 感想・レビュー

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ハッシー

私たちは無意識に支配されていて、自由意志はほとんどないことを、高校生に向けて分かりやすく書かれている。 久しぶりに知的好奇心をくすぐる書物だった。

2018/04/06

takaC

めっけもの。想定外に面白かった。too voluminous な感じがしなくもないが・・・

2015/10/16

harass

脳科学者による学生向け講義をまとめたもの。脳と体と心の研究で分かっていることとそこから予測できることを語る。お馴染みの項目もあるが再確認も兼ねて読む。おそらく脳科学啓蒙書のはしりかと。これまで常識とされていることが覆され、人間の再定義を試みる。知的興奮に満ちた本。2009年の本でまたさらに新しい知見がでていることだろう。個人的に戸田山『哲学入門』の元ネタがこれかと。これは良書。高校生向けでかなりくだけて易しいがそれゆえにまどろっこしさを感じる箇所もある。この学者の他の本もいくつか追いたい。

2018/05/04

こばまり

益々もって脳の神秘に魅了され、今夜は知恵熱が出そう。しかもいい歳をしてなんだかコワイ。自分の臓器に操られてしまっているではないか。でも操っているのも己か。嗚呼。母校での講演を纏めたものだが、聴講する高校生たちのなんと聡明なことか。情けなや。

2020/04/05

みゃーこ

脳のことを脳で考える論理構造上『解けない謎』に挑んでいる『無限』の可能性に挑んだ脳科学の魅力に魅了される一冊。自分探しの旅に出るその「自分」とか「意志」とか「生命」とか「幸福」とは意外と単純なルールとシステムの創発性と連鎖を実験や映像などから生まれることを科学的見地から論理的に説明し体験することができるすごい内容。リカージョンをする集合体が必ず矛盾をはらみ論理破綻が生じる。そういう自分がやっぱり解けない、そこが科学者としてますます面白いという脳科学。分かったことによって分からなくなることを見事に証明される

2015/06/03

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