KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ジャックを殺せ、

ジャックを殺せ、

ジャックを殺せ、

作家
今村友紀
出版社
河出書房新社
発売日
2013-09-12
ISBN
9784309022215
amazonで購入する

ジャックを殺せ、 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ちょき

まったく訳がわからない。とコメントしてしまえばそれまでの話でそれ自体が作者の目的なのだろう。ひたすらシュール。多重人格とか脳の先天的異常とかそういう類の人の脳内のような話で、現実と虚構が入り混じる。ただこういう作品を残してしまうと後が続かないのではなかろうかと少し心配になる。表紙デザインはいいのだけれど...。終始、呆気にとられた。

2016/08/05

朝比奈さん

こ、怖かった…。冒頭のゴルゴ13か!からの、ラリってませんかこの文章…。読了に超絶時間かかりました。しんどかった。ちょっと生理的に受け付けなかったかな。

2013/10/19

ゆっしーな

衝動的な暴力、みたいな作品。ジャックの名に象徴される苛立ちの元凶は、現代社会に漂う漠然とした不安とか鬱憤とか、いつの時代の「現代」でも誰しもが抱えている普遍的な感覚、なのだと思うのだけれど。つまり先鋭的なことは何も語られてはいない。ありがちなテーマをありきたりに描くのであれば、せめてもっと美しい文章で読みたかったな。

2014/03/15

ぶうたん

文藝賞受賞第一作だけど、著者は結局この後作家に見切りをつけて今はIT企業を作ってCEOをやっているらしい。それを聞くと物書きはファッションまたは一時の気の迷いで、あまり小説は好きではなかったのかもしれないと、邪推してしまう。なので、先入観たっぷりになってしまい素直には読めなかった。受賞作はSF的な作品だったようだが、本書はアクション小説の衣装で彩られている。全体的には舞城王太郎へのオマージュで、ガジェットをぶち込んで語っちゃったような作品。エログロもあるが淡白で、正直なところ楽しんだとは言えなかったかな。

2021/01/16

いわのふみや

例えば162p《なぜなら私自身もまた象徴的で抽象的な次元に迷い込んできてしまってるから》などなど、「~~的」って単語が頻出しすぎ。評論じゃなくて小説なんだし、はなっから読者を突き放せばいいのに、意味がわからないと言われるのが不安なのか、やたら意味を説明しようとする。ついにはタイトルの意味までちゃんと説明してくれるけど、その途端につまらなくなることには気づいていないらしい。舞城王太郎に影響されてるんだろうなあと思ってたら、セリフ中にもろ「煙か土か食い物」って出てきて、それはいいのか。

2013/12/08

感想・レビューをもっと見る