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リスからアリへの手紙

リスからアリへの手紙

リスからアリへの手紙

作家
トーン・テレヘン
柳瀬尚紀
出版社
河出書房新社
発売日
2020-03-25
ISBN
9784309207933
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ジャンル

リスからアリへの手紙 / 感想・レビュー

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starbro

トーン・テレヘン、3作目です。人間さえも手紙を書かない時代にリスもアリもゾウも、最期には太陽までも手紙を書くのは何故でしょうか?大きなゾウが木の上に昇ったり、著者の作品の中では、一番寓話性が高く、アナーキーな作品でした。

2020/03/25

☆よいこ

寂しい人に寄り添う動物寓話。動物たちが手紙を書く。風が届ける。返事を書く。手紙が欲しいと思ったスズメは手紙の書き方講座を開き、講座生に自分あての手紙を書かせる。そしてみんなケーキが大好き。▽毎日が誰かの誕生日。おめでとう。

2021/08/26

Ikutan

手紙ってもらったら嬉しいし、書く時はちょっとドキドキ。動物たちの間でやり取りされるお手紙は優しさがいっぱい。アリさん、熊さんのちょっとあつかましいお願いの手紙は、微笑ましく、ちゃんと叶えてくれるリスさんをはじめ動物たちの優しさに和む。ケーキを前にした熊さんや手紙の布団にくるまれて眠るアリさんの寝顔の幸せそうなことといったら‼恥ずかしがりのアリマキさん。浮世離れした象さん。亀さんとカタツムリさんのやり取りも楽しい。ペンギンさんの氷の手紙もいつか溶けずにみんなに届くといいなぁ。もう、皆可愛くって癒されます。

2020/09/13

ひらちゃん

リスからアリへは勿論、いろんな動物たちが互いに手紙を出し合います。時には動物ですらない、不思議な世界観。手紙っていいよね。中にはとっても不可解なものや、一生懸命出しても届かないものもあったけど。風に乗ってやってくる手紙が私も欲しいな。

2020/06/27

よこたん

“リス君のもとへ、夕暮れに返事が届きます。クリームと蒸し煮マロンのこってりした手紙で、柏の蜜で文字が書かれています。” 読む前にうっかり食べてしまいそうになるような美味しそうな手紙。氷のかけらに書いて届くまでに溶けちゃう手紙、自分自身への手紙、いつもお世話になっている手紙へ宛てた手紙…。貰ってうれしいものだけれど、誰かに向けて思いをしたためるという行為自体が素敵なことだな。それぞれ少し心配ごとを抱えていたり、ふと寂しかったり、なんてことないけどお礼を伝えたかったり。手紙にも、ふんわりした言霊は宿っている。

2020/08/23

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