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賤民にされた人びと: 非常民の民俗学

賤民にされた人びと: 非常民の民俗学

賤民にされた人びと: 非常民の民俗学

作家
柳田国男
出版社
河出書房新社
発売日
2017-05-17
ISBN
9784309227016
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賤民にされた人びと: 非常民の民俗学 / 感想・レビュー

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まあちゃん

定住していない俗聖や山伏、ポンなど。天狗との関連性、陰陽師と俗聖などなど。NHKの苗字の番組で鬼の子孫がいると知った。この本にも記載がありとても興味深かった。大多数の日本人という民族がこの土地に入る前、大柄、赤ら顔など、色んな人種の人が、川沿いや山奥を移動して暮らしてたのではないか。あと小野一族の女の人たちに美人が多く、いろんな土地に物語の語り部となっていたとか。京都の桂女という人達の仕事とか。死とか宗教とか扱う人は穢れるので隔離したのか。無名の人々の風俗をなぞり極めて興味深く感慨深く愛おしく、胸が痛い。

2018/02/21

ジャズクラ本

○・国ズ(木偏に巣)と土蜘蛛は同じものと、「常陸風土記」にあり・柳田は、山人すなわち日本の先住民は絶滅したという通説を肯定・オンボウは火葬取扱人。伊都郡神野々の聖村や、那賀郡山崎庄など。後者はオンボウ村とも呼んでいた。所謂、御坊聖・摂津州川辺郡森本村の共同墓地には、以前、森本隠坊と称するものが住んでおり、この地は安倍晴明の屋敷跡であったと「名所図会」にある・マタギをアイヌ語として良いかは不明。アイヌが倭人から学んだ可能性も否定できない。又、土佐から伊予にかけて、マトギという語があって狩猟を意味している。

2019/07/10

Kaname Funakoshi

賤民と見なされた宗教を生業とする人。人があって神があるというのが民俗学の立場らしいので、神に近い職業であっても賤民として扱われることは不思議ではないらしい

2023/02/04

思惟

学術の部分から非常民がどうしてそうなのかを書いている。感情的な差別に関することは書かれていないがこの本で紹介されていた人々の神秘的だが何かよくわからないというものがそういったことにつながったのだろうか。いつの時代も人は自分と違うものを差別したがるような気がした。

2017/08/14

guanben

賎民、非常民。いろんな呼び方があるものだ。山伏とか猿廻しにマタギも、これに属する人々だったとは。

2017/06/23

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