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黒い花びら (河出文庫)

黒い花びら (河出文庫)

黒い花びら (河出文庫)

作家
村松友視
出版社
河出書房新社
発売日
2005-08-05
ISBN
9784309407548
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黒い花びら (河出文庫) / 感想・レビュー

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しょーくん@本棚再編中

★★★★★☆☆☆☆☆図書館で見かけて一気読みしてしまいました。私は昭和歌謡が大好きで、「水原弘」も好きな歌手の一人です。42歳というあまりにも早すぎる死。もっと歌に邁進していればという思いと、無頼に生きたからこそこれだけの歌手になったのかなという思いと、複雑に入り混じった心境です。

2016/01/23

ヴァン

 私が子供の頃、水原弘は、何気なく見ていたテレビの歌謡番組の中で歌っていた。顔と歌は馴染みだった。酒で体を壊して亡くなったのだが、なんとなく気になる人物だった。この本は水原弘のデビューから死までをまとめている。デビュー曲『黒い花びら』の大ヒット、取り巻きを連れての豪遊、借金、凋落、奇跡のカムバック・・・。知りたいことは、まだあったが、破滅型の人生を歩んだ歌手の輪郭がなんとなくはわかった。『黒い花びら』はしみじみとした哀切が伝わる歌である。

2019/07/11

ベータケ(betake)

引用が多すぎる。重要な場面がほとんど当時の週刊誌や他人の著作からというのはいかがなものか。

2017/10/12

くたびれ役人

「無頼派、破滅的」な生き方に興味があるので、この本を読みました。永六輔氏の見解に共感する著者の考え、無頼に対する思いが多く記されていて、ちょっと期待外れでした。水原弘本人の生涯をもっと詳しく知りたかったです。水原弘は亡くなってからもずっとアース製薬の看板が民家の塀に貼られていたりして身近に見かける事が多く、とても不思議だったのですが、それについても全く触れられておらず残念でした。

2017/07/05

うぼん

濃い水割を喉に溜めて歌うような水原弘の嗽声が好きだ。我が家ではレコードの他に車載用の8トラカセットでも流していた。子供の頃よく聴いたので「黄昏のビギン」や「黒い花びら」は今でも全部歌える。本書の後半、放蕩三昧で体を壊し借金や暴力団との関係でボロボロになった(まあ本人が悪いのだが)水原が、再起をかけて「君こそわが命」を録音する場面は読んでいて感情が高まる。死の間際まで、溺愛する息子に会いたい会いたいと泣訴するところも辛い。水原弘が亡くなった78年7月は京都でベラミ事件もあった。印象深くセットで憶えている。

2023/07/30

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