見ることの塩 上: イスラエル/パレスチナ紀行 (河出文庫 よ 18-2)
見ることの塩 上: イスラエル/パレスチナ紀行 (河出文庫 よ 18-2) / 感想・レビュー
yone
テルアヴィブ大学に赴任した著者の半年に渡るイスラエル/パレスチナ紀行。イスラエルもアシュケナジム、ミズラヒム等出自による階層があり一枚岩ではないことやヨルダン川西岸地区に赴く話、イスラエル兵が野菜を売る老婆に暴行を加えパレスチナの若者たちを挑発する話などリアル。タイトルは眼に塩を擦り付け痛みで見ることが出来ない意だが、著者の言うように見ることの蜜はどうしたら実現出来るのだろう。悩ましい。
2024/04/21
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