読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

大いなる遺産 上 (河出文庫)

大いなる遺産 上 (河出文庫)

大いなる遺産 上 (河出文庫)

作家
チャールズ・ディケンズ
佐々木 徹
出版社
河出書房新社
発売日
2011-07-05
ISBN
9784309463599
amazonで購入する Kindle版を購入する

大いなる遺産 上 (河出文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

はたっぴ

『二都物語』に感動したので、ディケンズのこちらの作品に挑戦したが、冒頭から主人公ピップの気の毒な生い立ちが気になって仕方ない。幼少から実姉に容赦ない扱いを受けていたピップ。彼の味方は義兄ジョーと心優しいビディーだけだった。鍛冶場でジョーの片腕となり、姉夫婦と共に暮らすはずだったピップが、謎の人物から遺産を相続することになり、そこから話は思わぬ方向に進んでいく。あれほど懐いていたジョーには目もくれず、いそいそと田舎をあとにするピップ。この展開は何を意味しているのだろう。謎の人物が大いに気になりつつ下巻へ。

2017/04/26

Ryuko

不幸な生い立ちのピップ。父と母の墓で、囚人と出合い、脅されたために食べ物と鑢を渡す。姉の夫で友達でもあるジョーにもそのことを言えない。食べ物が減っていることが姉にばれたらどうしようとドキドキしているピップがとても気の毒で痛々しい。哀しい境遇ながらもジョー、ビディーというよき友に囲まれていたのに、思いがけず、莫大な財産が手に入ることになり、ピップは変わっていく。ジョー、ビディーと離れちゃだめだよ、とヤキモキしながら上巻終了。下巻へ。

2018/08/09

ごへいもち

「文庫オリジナルの訳し下ろし」だそうな(はじめて聞く言葉!)。 さすがに面白い。 最初はとっつき悪かったけど途中からは先が気になって…。 下巻を読むのが楽しみ

2012/01/29

北風

大いなる遺産とは、もちろん大金なんだろうけれど、読んでいるとやっぱりお金ではなくて、お金よりも大切なものがある、という展開になるのかなあ? という印象。ピップは清廉潔白な感じではなくて、やっぱり人間的。欲もあるし、好き嫌いもある。転がり込んできた財産の秘密は、なんとなく想像がついているのだけれど、周囲の登場人物たちも魅力的。ジョーは大事にしないとだよね。感情のないエステラと良識あるビディー。個人的にはやりてのジャガーズが気に入っているけど、後編良い場面があるか疑問。

2020/06/17

shohji

ピップは姉に育てられた。当時は人工栄養で育てることは大変困難で生存率は低かった。ということで姉はピップ少年に感謝するよう無理強いして毎日毎日小言を言い続ける。そんなときにピップに転がり込むのが大いなる遺産である。ピップは悩む。美人ではないが賢い村の少女か高慢な美少女か。田舎の鍛冶屋で実直に暮らすか都会の虚飾か。姉の夫ジョーが悩むピップにも姉の癇癪にも寛容で愛情深い。無学ながらきちんとした人生哲学を持つジョーがこの物語の主人公に思えてくる。ディケンズのセンスとユーモアが織り込まれた力作である。下巻に続く。

2020/07/17

感想・レビューをもっと見る