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南海ホ-クスがあったころ: 野球ファンとパ・リ-グの文化史

南海ホ-クスがあったころ: 野球ファンとパ・リ-グの文化史

南海ホ-クスがあったころ: 野球ファンとパ・リ-グの文化史

作家
永井良和
橋爪紳也
出版社
紀伊國屋書店
発売日
2003-07-01
ISBN
9784314009478
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南海ホ-クスがあったころ: 野球ファンとパ・リ-グの文化史 / 感想・レビュー

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ren5000

ずっと積読してたのをやっと読みました。思えばおじいちゃんに連れられて初めてプロ野球を生で見たのが大阪球場での南海ホークスでした。でも自分の知ってる南海ホークスはもうすでに下位争いに低迷して結局強い南海を見ることはできなかったなあ。その後少年野球の全国大会で大阪球場の土を踏むことになったり、大人になってなんばパークスの建設に携わったりと自分には関わりの深い球場でした。今はおしゃれな場所になってしまったけど、あの球場でのユーモアあふれるおっさんたちのヤジが懐かしい(涙)

2016/03/22

ぜんこう

野村克也さんがプレイング・マネージャーだった頃にホークス子供の会に入ってたので、わくわくして読んだんですが、どうも思ったのと違った。 副題の「野球ファンとパ・リーグの文化史」とあるように南海ホークスや大阪球場が話題の中心ではあるが、パ・リーグ、プロ野球、都市対抗野球や学生野球と多岐にわたり、僕の思ってた懐かしい選手の話なんかは皆無(;_;) これだけのものをまとめたのはすごいと思うけど、注釈が多すぎ・・・欄外ばかり読んでるところもあったし。 貴重な写真も欄外がほとんど。大きな写真を掲載してほしかった。

2017/01/06

遊々亭おさる

2003年初版。巨人中心で語られることの多いプロ野球史を南海ホークスを核とした視点で纏めたしぶい一冊。球団創設前夜から身売り後の動向まで、都市論・戦後史・そして野球ファンという大衆を軸とした文化史まで多岐に渡る内容をコンパクトに纏めた労作。その昔、大阪球場はおもろいやじを飛ばし、笑いを取ろうとするおっさん達の聖地であった。球場からやじが消え、老若男女が選手や他者との一体感を楽しむ場になった昨今の状況に一抹の寂しさを覚え、感傷に浸ったおっさんもいるはず。この気持ち、巨人ファンには分かるまい。

2015/03/04

さんつきくん

筆者のホークスへの愛。莫大な資料を調べ上げ、一冊にまとめたのは尊敬に値する。細かな一つ一つに解説もあり、「へぇ」を連発。球団創設から身売りまで。中百舌鳥の練習場、大阪球場の建設とGHQ。御堂筋でパレードした黄金期。野村克也が活躍した第二次黄金期。晩年Bクラスが定位置になってしまった閑散期。栄枯盛衰。1950年代のプロ野球は私鉄、新聞社らが親会社だった利害関係もまた興味深い。阪急応援団との野次合戦。昭和のノスタルジックさも含めて面白く読めるノンフィクション作品。

2012/02/13

TakeROC

南海ホークスを書いた本だから古い物だけど、奇しくもオリ近の合併からの楽天の誕生。間隙を縫うようなダイエーからソフトバンクへの身売り。もちろん、そこには選手会のストライキがあるのですが、それ以前に終えている事が不思議な感じです。南海ホークスへの愛に溢れた内容と捉えています。愛するチームの消滅は想像を絶する辛さだろうと思うが、時間の経過で新しいチームが市民権を得て、その歴史を継いでいる事も丁寧に書かれている。著者の意図とは異なるでしょうが、日本の野球を語る歴史書のひとつと言って良いように感じています。

2018/10/15

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