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高圧経済とは何か

高圧経済とは何か

高圧経済とは何か

作家
原田 泰
飯田泰之
出版社
金融財政事情研究会
発売日
2023-11-17
ISBN
9784322143706
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高圧経済とは何か / 感想・レビュー

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ばたやん@かみがた

《人も、会社も、国も、ユルい方が育つ!》(1)「高圧経済」とは聞きなれない言葉です。しかし、リーマンショック後中々回復して行かない世界経済の状態を見て、さらにコロナパンデミックを経て「不景気を吹き払うには、経済の需要が供給を上回る状態がしばらく続くほどに、財政政策・金融政策を共に緩和的に運営していくべきではないか」という問題意識から生まれて来た、と言います。本書はその考え方の成否を、経済学者やエコノミストが最近の日本経済について各国と対比することを通じて検証し、「是」として行くのです。(1/5)

2024/04/26

yuno

「高圧経済とは、経済に金融、財政両面から圧力を加え、経済を需要超過気味に運営することである」と冒頭で定義しているが、ほとんどの章で好景気(せいぜいGDPギャップがプラス)くらいのニュアンスで捉えられ、好景気だとこんないいことがあるよ、という議論が続く。好景気が望ましいことは、副次的効果がなくとも当然であり、本当に議論すべきだったのは、「高圧経済」のあるべき圧力とはいかほどか、ということではなかっただろうか。

2023/12/30

匿名

「高圧経済」は名のイメージと反して雇用不安定層とその層に入りがちなマイノリティ層と社会的弱者に優しい。 まず雇用不安定層は経済の良し悪しに非常に敏感で感応的である。雇用が安定してる層は経済が良かろうが悪かろうが、一応解雇規制に守られてメシは食えるが、雇用不安定層は経済が悪くなれば終わりである。なのでまず経済が良くなければならない。高圧経済は経済を過熱させるのでこの層に優しいのである。

2024/01/23

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