夢の王国 彼方の楽園 マッサゲタイの戦女王 (光文社文庫 し 56-1)
夢の王国 彼方の楽園 マッサゲタイの戦女王 (光文社文庫 し 56-1) / 感想・レビュー
よっち
古代オリエントの四大帝国時代を舞台に、その終焉と戦乱の時代を生きたマッサゲタイ女王タハーミラィの数奇な運命を描く古代オリエント歴史小説。氏族長の姪として生を受け、マッサゲタイ国王に嫁ぐことになったタハーミラィ。希望を見出だせなかった境遇から、訪れたメディア帝国の都で運命的な出会いを果たしたファールース王クルシュ、そこから過酷な状況を夫と共に生き抜いて立場を自覚するようになってゆく彼女の覚悟だけでなく、意外な半生を送った従兄のその後も印象的で、ロマン溢れる筆致で描かれた壮大な物語の結末はなかなか鮮烈でした。
2024/04/10
ランディ
文庫の表紙も美しい。が、改題はしなくて良かったんじゃないかね。長ったらしくて憶えられない。
2024/04/16
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