衣巻省三作品集 街のスタイル
衣巻省三作品集 街のスタイル / 感想・レビュー
kankoto
前半を詩、そして後半を小説で構成されている。紫色の文字で書かれている前半の詩を読んでいるときはそのページのその文字をしっかりと眼に写して読んだ。透明感があり、ユーモラスな部分もあり。 後半の小説は半透明なパラフィン紙に包まれている作品を少しずつ剥がしながら読む様なそんな感覚だった。 「どこの町」はとても好きな作品。もしかしたら今の時代だと描けない作品かもしれない。凄くいい。「歪められた怪しき」も良いな。異性に対するぐずぐずした想いが可笑しみを感じさせる。
2024/02/22
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