猫だからね (幻冬舎文庫)
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「猫だからね (幻冬舎文庫)」のおすすめレビュー
すべての猫と和解せよ、だって猫だから。可愛い猫たちがプロのお仕事に目覚めたらどうなる?
『猫だからね』(そにしけんじ/幻冬舎)
犬派か猫派か──読者の皆さんはどちらだろうか。動物好きを自認する小生は正直なところ優劣など付けられないが、「犬山」を名乗る以上やはり若干犬寄りだとは思う。とはいってもすり寄ってくる猫にはあらがえず、身を許すしかない。そうだ、猫は許すべき存在だ。だが、もし猫が我々人間に対し責任を持つ立場となっても、その気ままな習性を捨てられずにいたら許せるのか。
『猫だからね』(そにしけんじ/幻冬舎)は、猫たちが作家や忍者、ドクターに教師にと各界のプロになった場合、周囲の人間たちはどう振り回されるのかを描いた漫画である。人間たちは振り回されつつそれを許し手助けしていくことは、宿命であり喜びでもあるのかと思うほど。描くのはそにしけんじ氏、読売新聞日曜版『猫ピッチャー』やNHK Eテレの『ねこねこ日本史』でもおなじみだ。その愛らしい絵柄だけでも、癒しとなる。
まず、作家となった猫はどうなるだろうか。作中では確かに猫なのだが「多くのベストセラーを持つ実力派ベテラン作家猫」なのだ。ゆえに担当編集者を横に待たせ、万年筆を持ち原稿用紙に…
2021/5/30
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猫だからね (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
いと
☆☆☆
2022/08/13
ミニたま
淡々と読み始めたのに途中から夢中に。 ねこあるあるだらけでクスッとなります。 猫好きさんは読むべし。
2022/08/12
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