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この歌をあなたへ (祥伝社文庫)

この歌をあなたへ (祥伝社文庫)

この歌をあなたへ (祥伝社文庫)

作家
大門剛明
出版社
祥伝社
発売日
2021-06-11
ISBN
9784396347352
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ジャンル

この歌をあなたへ (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

「大人はいじめはいけないって言うけど、同じことやってるじゃん。私たちが蓮くんにしたことと、何が違うのかよくわからないよ」小6の桃花の言葉に大人はどう答えるのだろう。大門さん、加害者家族の苦痛と哀しみが心に響く本作は、頭では理解しても現実はどうなの?って私自身の心に問い掛けられているような感じだった。僅か救いのあるラストに私も救われた気がする。はぁ…

2021/07/07

タイ子

事件の加害者には絶対にならない、その家族にも。と、言い切ることが出来る?もし、加害者の家族になってしまったら…。ネットで晒され、非難を浴び身分を隠して生きていくしないのか。加害者の家族として人との関わりを避け生きてきた男とその妹。妹は全てを受け入れてくれた恋人と結婚間近。男に恋心を抱く養護教諭。幸せは近くにあるのに…。世間の残酷さはここまで醜いのか。いや、その残酷さが自分には絶対ないと言えるのか。それでも生きて欲しい、生き抜いて欲しい。誰かがどこかできっと見ていてくれることを信じて。難しいよ、大門さん。

2021/07/02

TAKA

何と心を抉られる作品なのだろう。加害者家族は笑う事はおろか、普通に生きる事も許されないのか?加害者家族と言うだけで罪もない人間に向けられる、世間と言う実体のない物からの悪意。そんな中で信じてくれる人が1人でもいる事で救われる思いもある。最後に見えた明るい未来への予感が心に沁みる。とても素晴らしい作品だった。

2021/06/16

柊子

「罪を犯した人とその家族は、家族であっても別の存在」というのは正しい。その通りだと思う。でも、もし息子の婚約者の家族が、殺人を犯したら、私はその結婚を絶対に祝福できないと思う。ラスト、彼が死ななくて本当に良かった。子供たちの歌声は、きっと彼に力を与えてくれるだろう。それにしても蒼衣の婚約者は心底腐ったヤツだ。でも、盗聴やビラ程度では、大した罪にはならないのでは? そこがなんとも悔しい限りだ。

2021/07/18

かばん

読書の醍醐味のひとつである、本の登場人物に寄り添って物語を楽しむ、この読み方をしている人すべての人に読んでほしい1冊。昔読んだ東野圭吾『手紙』を思い出した。加害者家族は被害者であるということ。確かに私も加害者側の人間になりうるし、恐らくなっている。お前をもそうだろ、と鋭利なナイフを突きつけられてる感覚、とても共感。救われる本。

2021/06/12

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