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たわごとレジデンス

たわごとレジデンス

たわごとレジデンス

作家
原宏一
出版社
祥伝社
発売日
2023-08-09
ISBN
9784396636463
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たわごとレジデンス / 感想・レビュー

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J D

 新年一冊目は、原宏一さん。数年前に「握る男」に出会ってからそのちょっとブラックでビターテイストが癖になり時々、読みたくなる作家さん。この作品は第三話「奈落のレジデンス」以外は、一癖も二癖もある住人に振り回されながらも然るべきところに落ち着いて行く。そんな作品だった。軽く読めるので正月にはピッタリの作品だった。いずれは、行く道だが、うまく年は取りたいものである。

2024/01/01

ゆみねこ

シニアのための高級分譲マンション「レジデンス悠々」。ここに入居出来るのはセレブだけ。老害をまき散らす入居者に振り回されるスタッフ、「スポーツは悪だ」と声高に叫ぶ元高校教師、皆さんと映画を撮りたいと言い出す高名な女流監督。今までの自分を捨ててリボーンすると爆買いに走るマダム、閉じ込め症候群の社長と世話をする男性看護師。管理組合を私物化して牛耳ろうとする元パイロット。ブラックな原作品。

2023/09/05

Ikutan

介護付き高級分譲マンション『レジデンス悠々』を舞台に描かれる五つのお話。共有施設棟にはレストランにジム、図書室、集会室や健康相談室など充実の設備。セレブな入居者たちは、一癖も二癖もある人たちですから、日々色々問題が起こる。一番印象に残ったのは、『奈落のリビング』。後半のどんでん返しがちょっとショック。″コンニャク″が百万円、″レンガ″が一千万円、″座布団″が一億円。って凄いな。でも、いくらお金を持っていても救われないなんて、このラストはホラーだったよ。セレブシニアの人間模様、サクサクと楽しく読了。

2023/11/21

花ママ

シニアのための至れり尽くせりの高級マンションに住む人々の5つの話。どう贔屓目にみても老害って言われるような話。自分の長年の努力や実績をチャラにするような老後を送ったらいけないと思いながら読了。

2023/10/01

高級なシニア向けマンションを舞台にした作品。アクの強い登場人物達が強烈。やっぱり原宏一はパワフルな老人を描かせたら絶品だと思う

2023/09/21

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