ウィンター・キル (モノクローム・ロマンス文庫)
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ウィンター・キル (モノクローム・ロマンス文庫) / 感想・レビュー
くたくた
FBIロス支局の特別捜査官アダムが、捜査協力で訪れたオレゴン州の田舎町で地元捜査官のロブと出会う。出会った瞬間から意識し、あっというまに豪快にベッドインした2人(笑)だが、アダムの生真面目でナイーブな性格が災いして関係が煮え切らない。アダムはフェアシリーズのタッカーの元恋人で、タッカーとの別れの傷心はまだ癒えてない。古い白骨死体と、最近起きた連続殺人の情報に、行動分析課のサム・ケネディが出張してくる。ひょっとしたら2人のシリアルキラーなのでは、とのアダムの予感を意外にもサムが評価して事態が急展開。
2023/07/02
しましまこ
短いウェーブの金髪、緑の目の優美なFBI捜査官とオレゴン州、小さな保養地の保安官助手。サム・ケネディ登場、名前だけだがタッカーも!ミステリよりもラブ、楽しかった。
2021/02/25
RIN
個人的にあらゆる事象において、下手なすれ違いほど時間の無駄は無いと思う。その点でこの2人は今まで読んだジョシュ・ラニヨン作品の中で1番好きなCP。生真面目でナイーブで有能なアダムも陽気で優しく頼りになるロブも、最高に良い男。いつもは終盤で駆け足気味の事件も、今回はちゃんとミステリが活きていた。人生を切り開くのに必要なのは、過ちを認める事、相手と自分の気持ちを信じる事、そしてその瞬間を決して逃さない事。望むものは手に入る。何故なら、この本は彼らのラブロマンスの為にあるから。生まれたばかりの愛へ、検討を祈る。
2022/06/03
モルテン
光と影。山中から発見された死体と、そこから始まる過去と現在の殺人事件を追う保安官助手ロブとFBI捜査官アダム。二人の物語。良かった。とても良かった。ジョシュ・ラニヨン作品はなかなかに屈折した登場人物が多く、本作もアダムは仕事での失態と左遷、過去の失恋や幸福ではない家族などやはり鬱屈した男だ。ところが!そんなアダムのネガティブをものともしない真にポジティブなロブがいい男!良い味を出している。殺人事件の進展も読ませるしロマンスパートはキュンキュンするしで満足。
2021/11/21
Mamo
一匹狼で聡明なはずなのに、どこかナヨナヨ〜としたラニヨン先生には珍しいタイプの捜査官アダム。ラストの選択にはオオオ!と思わず歓喜。殺しのアートのサムも出演したいたので比較。サムたちは仕事上で情をぶつけ合っているのでジェイソンとの関係は仕事抜きには考えられないけど、アダムは出世より絶対幸せを選んだ方がいい。賢いイケメンだけど、頭良過ぎて不器用なタイプ。ロブがアダムを愛おしく感じるのも頷ける。殺しのアート2「モネ・マーダーズ」と時間軸が同じなので、併せて読むと楽しめる。少し読み返すと会話にアダムが出てきてた。
2021/02/14
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