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金の殿 時をかける大名・徳川宗春 (実業之日本社文庫)

金の殿 時をかける大名・徳川宗春 (実業之日本社文庫)

金の殿 時をかける大名・徳川宗春 (実業之日本社文庫)

作家
土橋章宏
出版社
実業之日本社
発売日
2017-02-03
ISBN
9784408553412
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金の殿 時をかける大名・徳川宗春 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

さらっとクスクス笑いながら一気読みできる軽い歴史ものですね!うまいことタイムスリップという方法で歴史の盲点、穴、謎の部分を埋め込んだではないかと思います。宗春という人物に興味を持つこと間違いなし!温知政要の施策に、個人的に学ぶことがありましたね。土橋章宏さんの作品の中ではソフトで軽い仕上がりになってます。歴史が苦手な人も、どの世代でも楽しく読めるのは、この作品だけではないでしょうか。面白かったです。

2018/05/09

あすなろ

徳川宗春と300年後の名古屋を描く。面白い試みで、意外にと言っては失礼だが、読ませる一冊だった。徳川宗春だからこの試みは成功したのか。個人的に、徳川宗春という人物にも興味あり、描かれている名古屋は僕の仕事場。なかでも大須は前職では昼食処の1つ。そんななか、徳川宗春の温知政要や徳川吉宗の三箇条の御詰問が織り込まれている。抱腹絶倒さも滑稽さもあり、土橋氏の作品は、時代小説嫌いの方にオススメ出来ると思う。

2017/04/16

五右衛門

サクッと読了です。この作者以前から読んでおり楽しみにして今作を手にとって見たのですがあまりにもサラサラで軽すぎるかなと・・・すいません。次回作に期待です。

2017/12/25

dr2006

徳川吉宗による倹約の政策に抗い、逆に尾張藩主徳川宗春は市や芸小屋を奨励し、庶民がお金を使いそれが世間に回ることで新たな雇用も生むという規制緩和を行った。まるで近代資本主義的な「先見の目」は、実は宗春が現代にタイムスリップし未来を知り得た為であるというストーリー。頻出のファンタジーだが、そこは作者の特筆により爽快でコミカルな作品になっている。宗春の側近の子孫(すず)が平成の世にスリップした宗春をサポートするが、文化や科学進歩のミスマッチに翻弄されながらも、現代の人にも納得の大切な考えを訓示する姿が痛快!

2018/08/21

いたろう

質素倹約の徳川吉宗の時代にあって、派手好きだった尾張藩主・徳川宗春が、300年後の現代にまさかのタイムスリップ。話は荒唐無稽のドタバタコメディでありながら、全5話、5回のタイムスリップで宗春が現代から学んだことが、宗春の藩政の施策や独自の考えを記した政教書<温知政要>等にちゃんと整合している辺り、うまく練られている。宗春は、名古屋の人には、今の名古屋の発展の基礎を作った人物として有名なのかもしれないが、今までよく知らなかった。なかなか興味深い人物だったよう。今度は、宗春の正史を描いた小説等も読んでみたい。

2019/07/13

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