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「星の王子さま」の誕生:サン=テグジュペリとその生涯 (知の再発見双書 89)

「星の王子さま」の誕生:サン=テグジュペリとその生涯 (知の再発見双書 89)

「星の王子さま」の誕生:サン=テグジュペリとその生涯 (知の再発見双書 89)

作家
ナタリー デ・ヴァリエール
山崎庸一郎
Nathalie Des Valli`eres
南条 郁子
出版社
創元社
発売日
2000-04-01
ISBN
9784422211497
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「星の王子さま」の誕生:サン=テグジュペリとその生涯 (知の再発見双書 89) / 感想・レビュー

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コニコ@共楽

今月の課題本「星の王子さま」をより深く知りたいと思って読んでみました。サン=テグジュペリが、海や山、砂漠を飛んで地球規模で生き抜いたことがわかる本でした。特にサハラ砂漠の中継地キャップ・ジュビーで働いていた時の生活が、彼の人生の最大の転機になったのが感じられました。彼は広大な砂漠の中で、孤独と美しさとを見つめていたのではないかと。「星の王子さま」のラストの絵を思い出さずにはいられないです。

2019/12/10

だい

サン・テグジュペリさんの有名すぎる童話「星の王子さま」の解説と作者の生い立ちに始まり波瀾万丈な生涯を説明しており、作品の背景や思想を知るには最適の一冊です。 様々な角度から作品を考察しておりサン・テグジュペリさんの生い立ちや写真、デッサンなど貴重な資料が掲載されています。

2023/05/25

うえ

サン=テグジュペリの生涯。監修者序文によればなんと著者はサン=テグジュペリの実妹ガブリエルの孫娘に当たるそう。冒険を求めそれを可能にする旺盛なバイタリティと、あまりにも脆い繊細さを併せ持った作家。生きるには辛すぎたであろう天才パイロット。本書ではそれとも共に彼の宗教性にも言及。「サン=テグジュペリはカトリック的な環境の中で育てられた。成長するにしたがって教義には疑問を抱くようになったが、内的にはきわめて高い精神性を保っていた。宗教の人為的な部分からは遠ざかったが、聖なるものに対する感覚は失わなかった。」

2021/11/01

マカロニ マカロン

個人の感想です:B。サンテックスは大西洋無着陸飛行をしたリンドバーグとほぼ同世代。航空郵便の黎明時代を切り開いた実績と、数々の小説の成功でレジオンドヌール勲章迄受賞している。だが、故国フランスはナチスドイツの占領下におかれ、ヴィシー政権、ドゴール派双方からの批判を浴び、飛行士仲間からも疎んじられた。栄光と挫折の両面を経験していたことが、『星の王子さま』にも投影しているのだろう。この本の挿絵は現在出版されている多くの本の1999年以降の原画ではなく、NYで出版された初版本の絵を使用しているようだ。

2020/10/14

Alice@JazzCafé

サン=テグジュペリの生涯を紹介した本です。「星の王子さま」だけにスポットを当てた内容ではありませんでした。原著のタイトルの直訳は、“サン=テグジュペリ:大天使と作家”となっています。多くの資料―写真、本人や友人の書簡、作品からの抜粋などが充実していて、ページをパラパラとめくるだけでも視覚的に楽しめます。時代背景なども分かってとても参考になりました。ただ、本文と資料の解説文と注釈が入り組んでいて、レイアウト的に少し読み難かったです。各章ごとに、先に本文だけ読み、後で資料の解説文等を読めば良かったです。

2011/09/09

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