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遠き春の日々: ぼくの高校時代

遠き春の日々: ぼくの高校時代

遠き春の日々: ぼくの高校時代

作家
三田誠広
出版社
みやび出版
発売日
2021-08-03
ISBN
9784434292231
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遠き春の日々: ぼくの高校時代 / 感想・レビュー

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70歳を超えた三田さんが高校時代〜デビューぐらいまでの思い出を書いたエッセイ。正直、少々読みづらかった。話があちらこちらに飛んでいったら話題が重複していたり。3回に分けて雑誌に掲載されたもののようなので、その影響?『僕って何』が好きなので、学生運動の思い出が読めたのは良かった。

2021/11/18

田中峰和

後に京セラに買収されたコピーの三田工業の御曹司、ボンボンかと思っていたが、幼い頃は町工場程度の規模だったらしい。高校時代に不登校で1年休学という経験。引きこもりではなく思索と読書のためだった。18歳で文壇デビューを果たすが、その後芥川賞受賞までに10年の歳月を要した。サラリーマン生活と子育てに忙殺され、小説家の夢を忘れかけていた時に、声をかけてきたのは、やはり高校時代世話になった編集者だった。学生運動で級友が亡くなったり、当時は高偏差値の高校生は早熟だった。中学生で世界文学全集を読みつくしていたのも凄い。

2021/10/04

古本虫がさまよう

サブは「ぼくの高校時代」となっているが、「大学時代(早稲田)」もそこそこ書かれている……。いや卒業後の「社会人時代」も……。サブタイトルはちょっとおかしい? 「ぼくの青春時代」とすべき? 中学時代の読書体験から始まり、高校時代の休学体験や、学生時代からの同棲体験や、喰うための就職や……。『Mの世界』で文藝学生小説コンクール佳作入選し、18歳の誕生日を前にして文壇に実質デビュー。その後『僕って何』で1977年に芥川賞を受賞。その前後の日々、作家として一人立ちできるかどうか不安だった心のうちも綴られている。

2021/10/09

クリフトン

名作の続編をかく それを使命のようにも思うこと 少し不思議…でも よくよく考えてみれば どの作家のどの小説も何某かの続編なのかもしれない そして最後に描かかれるのは もう続編はないかもしれないその人生のふりかえり なのだろうのか  

2023/12/14

M_isa

自身の死を身近に感じ始めた時、書き残したテーマがあると思い立ち書かれた本。今の世では考えられない学生時代が記されているが、ページをめくりながらふと、自分はここまで真っ直ぐに生きてきただろうかと考えさせられた。好きなことに没頭してみるのも悪くない。限りある人生だからこそ、"夢"を持って生きていきたいものである。

2021/10/04

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