東大教授が語り合う10の未来予測
東大教授が語り合う10の未来予測 / 感想・レビュー
tamami
東大教授の先生方が、情報・通信、宇宙、病気と生命といったテーマを巡って、研究の現状や将来の実現可能性について縦横に話し合う。子どもの頃、未来予測の本で電子レンジや自動運転の車などの記事を興味深く読んだ。本書にもそれに類する、1000歳まで寿命を延ばす、能力をダウンロードする、宇宙エレベーター等々、「夢のような話」が多く紹介されているが、語られる科学技術の進歩と、現実社会とのあまりな違いに、却って不安を感じてしまう。科学の進歩と並行して、未来における「個人」のあり方や人間の幸せについても予測されるよう願う。
2024/01/17
Makoto Yamamoto
将来何ができるようになるかを雑談形式で東大教授が定められたテーマについて語る。 年の初めに前向きになるいい所だったと思う。 通信インフラの5G、6G、7Gのコンセプト、認知症に免疫がかかわっているとか、消化器系の管は体外とのコンセプト(学生時代に生物工学と医学部の仲間との雑談でも出てきた)も面白い。 今回は医学、理学、工学の範囲だったが、もっと広いテーマでも雑談すると面白くなると思う。
2024/01/02
舟華
日本の上位1%の更に上位1%であろう知の巨人たちが語り合っているさまを読めるという贅沢な本。専門書だととても難しくて読めないが、雑談しようなので「何言ってるかよくわからないけどとっても面白い!」と思いながら読むことができる。よくもまあこんな濃い内容がポンポンと出てくるものよ。私自身はいろんな発展は便利になる反面ダメージも大きいと考えてしまうタイプなのであまり前向きではないけれど、ワクワクしてしまうのも事実。だけどチップは埋めたくないし、エントロピーは地球で何とかしようよと思ってしまう。
2024/02/27
まさお
★★ レベルが高すぎて理解が半分だけど、1000年生きる人を作ることもできそうなだな。そうなると人の行動も大きく変わるだろう。生きていて死にそうになったら冬眠装置に入れて1000年後に起こしてもらう。それ是非やりたい! どういう世界があるんだろう。
2024/03/24
やっこぽん
☆☆☆☆☆ 特に暦本先生のお話しにワクワクした。
2023/12/31
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