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現代語訳 論語 (ちくま新書 877)

現代語訳 論語 (ちくま新書 877)

現代語訳 論語 (ちくま新書 877)

作家
齋藤孝
出版社
筑摩書房
発売日
2010-12-08
ISBN
9784480065780
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現代語訳 論語 (ちくま新書 877) / 感想・レビュー

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月讀命

斎藤孝先生の本はどれも素晴らしいが、この本に限っては、イマイチであると思った。 やはり、『論語』は漢文で書いていないと重みがない。レ点、一・二点、上・中・下点が無いと物足りない。読み難い部分は無いが軽薄だ。善い事を説いているのかもしれないが心に響いてこない。そんな感じさえする本である。口語で書かれているので、論語の要旨を掴み内容を把握する為は、現代の日本人にとっても解かり易いと思う。さっと意味を掴んで、その後、原文をじっくり辿たどしく厳かに読めばBESTかもしれない。偉そうな事を言って申し訳ございません。

2011/11/15

livre_film2020

和訳されたものだが、『論語』を読んだことがあり、関連づけてずっと読みたいと思っていた本書をついに読了。『論語』を現代にどう活かすかという渋沢栄一なりの哲学が書き記されている。ただ、薄気味悪かったのは女性教育の話。女性にも教育を、と述べているのだがどこか女性を見下した表現が鼻につく。あとがきで女性関係が派手だったと読み、納得がいく。それでも、この時代に女性にも教育をと言ってくれていただけでも有り難いことには変わりないのだが。渋沢栄一が一生を懸けて整えたものの死にかけている資本主義。さて、次は何を目指そうか。

2021/10/04

魔王

読んでいくと色々勉強になる。特に漢字の意味がわかると面白い。仁になるのは不可能じゃないかと思う

2018/01/14

かわうそ

「子曰はく、約を以て之を失ふものは鮮し。」を「心を引きしめていて失敗する人は、ほとんどいない。」と訳していることに違和感は感じたもののこれはこれで面白い訳なのではないかと思う。ちなみに講談社学術文庫の「論語新釈」では、「人は放逸に流れると過失があるが、心を引きしめて法度を守れば過失は少ない」という通釈になっている。過失を失敗と捉えるならばどちらも似たような解釈をしているとも言えるが、その微妙な差に翻訳の面白さが出ているような気がする。

2022/06/18

ゲオルギオ・ハーン

とても読みやすいのは訳が良いこともありますが、神秘や奇跡の話ではなく、孔子と彼の知人や弟子たちとの対話であり、お互いに高め合う内容になっているからではないかと思います。『忠恕』や『仁』『孝』の考えは聞けばそれほど特別なことと思いませんが、これを実践していくとなると難しく、論語の中でも弟子たちどころか孔子も実践できないことがあり、弟子と話して気付き、「今のは冗談だよ」と誤魔化すところがあるくらい大変なことが分かる。ここが論語のすごいところで本書自体も取り繕わない姿勢であり、自然と素直な気持ちで読んでしまう。

2022/02/16

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