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アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか (ちくま文庫)

アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか (ちくま文庫)

アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか (ちくま文庫)

作家
濱野智史
出版社
筑摩書房
発売日
2015-07-08
ISBN
9784480431837
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アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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サイバーパンツ

複雑化するネット世界を一つの生態系の中に上手くまとめ上げている。Google、2ch、mixi、ニコ動、Twitterなど多様なメディアの特徴を的確に捉え、日本社会と擦り合わせた分析は素晴らしかった。また、文体だけでなく、行間まで読んだケータイ小説の考察や初音ミクのオタク的受け入れられ方による発展方法などのコンテンツ批評も見事。が、mixiやセカンドライフが完全に失墜し、FBが人気を博したように予想が外れ、古く感じる所もある。それでも、広大なネット世界を見渡す地図としては、今でも十分通用する名著。

2016/06/23

またの名

本書以降に著者がAKB信仰へ至った経過とかを気にしなくても楽しめる情報論の良書。米企業グーグルの検索アルゴリズムがネット環境に決定的な影響を与えた一方で、ひたすら内輪の繋がりのためにネタが投下される2ちゃんねるは一大勢力を築き、匿名空間の不安から逃れたい人々が足あとで充満した安全地帯ミクシィへと流れ、無法地帯の如きウィニーはくれくれ厨と「神」の葛藤を調停し、ニコニコ動画が新しい時間様式を発明した日本独自の生態系を描き出す。その後に続くツイッター、フェイスブック、読メ等の行方を考えるのにも必要な進化系統樹。

2015/10/26

しゅん

『恋空』の批評が一番おもしろいのは日本批評史を踏まえた本だからか。整理がクリア。「日本特殊論」の一典型。もちろん著者は日本文化の特殊化に慎重であり、そう明記もしているわけだが、それでも未来予測に傾きがでたという印象は強い。

2020/06/01

プロムナード

技術と社会の相互影響が分かりやすく説明されていて、2000年以降のネット文化の構造に興味があるなら必読の書。ニコニコ動画の分析が特に面白くて、時と場所を超えてユーザを同一タイムラインに同期させることで一度きりのはずの「いま・ここ性」の複製を可能にした……と言われれば確かにとんでもない発明に思える!あとがき(2015年)に、情報技術が社会を変えるには「身体性」とのダイレクトな結合が必要ではないかという仮説が立てられ、そのあり方としてアイドルを例にあげてるんだけど……これってVTuberのことでは?

2018/05/31

スプリント

2008年に刊行された本の文庫版です。あとがきで著者が書いていますが本文は2001年~2005年までの情勢をもとに書かれており文庫化にあたって改訂もしていないため予測が外れているものもあります。LINEに代表されるスマホ文化や生放送動画などここ数年のトレンドを踏まえた改訂版を期待したいです。

2015/08/06

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