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ふしぎな社会 (ちくま文庫)

ふしぎな社会 (ちくま文庫)

ふしぎな社会 (ちくま文庫)

作家
橋爪大三郎
出版社
筑摩書房
発売日
2021-03-12
ISBN
9784480437280
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ふしぎな社会 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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そろけん

言語、家族、正義、宗教、死、幸福などをテーマに言葉の本質を深掘りし解説されています。個人的には自由を取り扱った章が心に刺さりました。自由とは単純に何かが「できる」ことを言うのではなく、何かを「していい」と他のみんなが認めてくれる事。例えば泥棒を自由であるとすると皆が泥棒するので物の奪い合いとなり結果的に自分の自由は小さな範囲に狭まり、これは自由では無いという指摘です。自由は法律なくして成立しないと言う事ですね。また何もないところから自由は生まれず知識、スキルを身につければ自由の範囲が広がるというのも納得。

2021/07/01

MF

教育は可能性を引き出すものである。工場の生産ラインになってしまっている。各科目のやうに立つように組まれている意味あるものを触れさせるのが教育である。教育は人々を支援するためにあるはずである。その中で自分なりの道を探り出す物と教えられた。

2022/02/03

takakomama

「面白くて眠れなくなる社会学」(2014年12月刊)を改題。社会の制度やルールをわかりやすく説明しています。 これらの身近なトピックを改めて考えたことはなかったと思いました。

2022/03/09

totuboy

社会学の入門書。様々なテーマから、社会を切って分析している。大きく3つのまとまりがあるが、後半に行くほど切り口が面白く、興味深く読めた。特に、カースト制度について述べた章。カースト制度がある意味で社会の流動化をある程度固定化し、その中で最低限の生活が保障されているからこそ、幸福を追求できるという考え方。なぜ現代社会が生きにくいのか、幸福の多様性が人間を困らせているという考え方は面白かった。

2021/03/27

Go Extreme

言語:使う・しゃべる 戦争:暴力・意思を相手に押しつける 憲法:手紙・こうしなさいと約束させる 資本主義:資本が特別なはたらき方をする経済 私有財産:社会の基礎 性―性:体と体の関係・人間の体が生きている 家族:人類(ヒト)の特徴 結婚:どんな民族や文化にも認められる習慣 正義:正しさが外からやってきたという感覚 自由:人間が思ったように行動したり好きなように考えたりできること・人間の生まれついての性質 死:人間は生き物ですから死ぬ 職業:仕事のこと・生活を支える活動 幸福:人間として生きる・充実状態

2021/04/14

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