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見習い天使 完全版 (ちくま文庫 さ-53-1)

見習い天使 完全版 (ちくま文庫 さ-53-1)

見習い天使 完全版 (ちくま文庫 さ-53-1)

作家
佐野洋
日下三蔵
出版社
筑摩書房
発売日
2023-09-11
ISBN
9784480439086
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見習い天使 完全版 (ちくま文庫 さ-53-1) / 感想・レビュー

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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/04/post-c696fe.html 週刊誌連載だったということで一篇ずつが非常に短く、解説が赤川次郎氏だというのもうなずけます。

2024/04/24

優希

テンポの良い遊びに満ちたショートショート。結末に裏切られつのもまた楽しいものです。面白かったです。

2024/02/13

Shun

初読み。多くのミステリ短編を遺した作家で、秀逸なミステリ短編が多数収録されています。短編は個別に読めて様々なオチが用意されていて見事、そしてブラックユーモアが効いていてセンスも良い。どんでん返しとまでは言わないがオチには軽い驚きがまっていて、作品ごとに様々なシチュエーションが描かれているのもあり結末をどう持っていくのかが楽しめるポイントとなっていました。そしてこれら全ての話は、表題の”見習い天使”が人間界を観察して描かれたような構成をとり、天使には未知の人間の不思議な習性を見ているような気分で愉しめる。

2023/10/12

ゆみのすけ

見習い天使のイラストに惹かれ、ジャケ買い。1960年代に発表されたショートショートが23篇収録されている。日本人の倫理観に古さを感じるところもあるが、それを上回る構成・アイディアの巧みさが魅力的。見習い天使が人間とはどんな生き物かということを解説し、それに纏わる物語が展開される。騙し騙され、欲望のままに生きる人間を時に滑稽に、時に戒めの気持ちも込め描かれている。とても読みやすかった。

2023/09/24

加納恭史

キケローの「弁論家について」は法廷弁護人やストア哲学の冗長な展開でありもて余し気味である。少し軽い話でもないかと本屋でこの本が目に留まる。星新一が推理小説の参考として本書を推薦している。それにしても見習い天使なんて、推理小説になるのかな。第一話は「黒い服の女」で、見習い天使の挨拶が最初にある。このたび天使の臨時大増員により、新たに任命された、最下級の天使です。天使は神の使いとして、地上の人々に適切な助言を与える任務ですが上手くできるかどうか?黒い服の女はホテルの「月の間」に泊まった。それが殺し屋だった。

2023/09/26

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