本は眺めたり触ったりが楽しい (ちくま文庫 あ-15-4)
本は眺めたり触ったりが楽しい (ちくま文庫 あ-15-4) / 感想・レビュー
阿部義彦
ちくま文庫、2月の新刊です。翻訳家エッセイストである、青山南さんによる、読書論ですらない、『読書』に関するエッセイ。表紙の横文字『The Feel of Reading』がそのまま当てはまります。「本って、まず最初は本棚に縦に並べますよね。それが前後二列になり、次に上の隙間において、最後に床に積み始める。」本はどう読んでも良い。そんな当たり前の事、拾い読み、索引読み、解説読み、そしてどんな格好で読むのか、私は寝転び読みが一番多いかも、場所は?トイレ、風呂、図書館、喫茶店、公園、etc 嗚呼楽しい!
2024/02/14
黒澤ペンギン
読書好きだったらどこかしら共感する所はあるし、自分の読書の形って意外と決まっていたなーって発見もある。 ページの端折るのは自分の本になってるって感じが良くてやっているので言及あって嬉しい。 背筋が伸びたのは読書は励ましにすぎないということ。思索に耽る入り口まで連れて行ってくれるけど、思索するのは自分なのだ。それさえ忘れなければ読書は常にはずみになってくれる。
2024/03/09
もちこ
読書好きにとって、「あるある」と共感したり、「そんな楽しみ方もあるのか」と納得したり、読書の奥深さを感じることができる一冊。 積読、表紙を眺めるだけでも楽しいということ、記憶違いや内容を忘れてしまってもいいのだ、ということ、本を読むスピード、音読と黙読の違いなどなど、テーマは様々だが、すべてが興味深くて面白い。 新明解国語辞典(第四版)が読みたくなった。「動物園」を調べてごらん、という記述があり、それを読んだら衝撃を受けた。国語辞典が読み物になるなんて、思いもしなかったが、隅々まで読んでみたら面白そう。
2024/03/10
Inzaghico
37年前の作品だと知らず、子どもに絵本を読み聞かせするくだりが出てきて「え? そんなに小さいお子さんが?」とびっくりした。もともとは連載を一冊の本にしたので、登場するエピソードはもっと古い。宮脇先生の「本を掘るための地図」の話に笑った。本を掘るための地図の話は1992年時点のもの。先生は本にまつわるトンデモ話がけっこう多いのよね。今度お目にかかったときに、まだ地図は描いて使っているのか聞いてみよう笑 本と本を読む行為って自由なんだな、とあらためて納得する一冊。
2024/04/26
はるのびん
積読も内容おぼえて無いよう💦も全て肯定してくれる!そんな本でした。もう感想を投稿するなんてナンセンス(笑)
2024/03/31
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