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独特老人

独特老人

独特老人

作家
後藤繁雄
出版社
筑摩書房
発売日
2001-12-01
ISBN
9784480818171
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独特老人 / 感想・レビュー

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maimai

亀倉雄策、森敦、山田風太郎、堀田善衛、埴谷雄高、吉本隆明、水木しげる、流政之、中村真一郎、伊福部昭、升田幸三など、錚々たる(?)老人28人へのインタビュー。現場にいて一緒に話を聞いているかのような臨場感。今となっては全員故人だが、本が出版された2001年12月の時点で、すでに約3分の2が亡くなっていた。日本文化の重鎮たちのいわば最晩年の肉声をとらえたとともいえる一冊。読み終えるとなにやら巨大な何かが胸の中で渦を巻くような、不思議な感慨にとらわれる。最後の鶴見俊介と編者のやり取りは圧巻。

2020/03/24

kao

やはり『先生』(先に生まれた人の意)の話はどんな話でも聞けるなら聞いた方が絶対にいいと思う。たくさんの考え方・生き方を知っておくのは自分の頭ん中を柔軟にしてくれるしね。 中でも私の魂を鷲掴みした老人達は大野一雄・淀川長治・久野収・中村真一郎そして沼正三! 皆様どうもありがとうございました。

2015/04/21

だーよし

ダントツで森敦、追って吉本隆明に感銘を受けました。総勢20数名のなかには無頼派のような面々も登場するが、森敦に感じられる「自由さ」と比べたら恐ろしくつまらない。独創的な思索を重ねたひとは、人知の及ばない所で生きるのかも知れません。

2015/08/01

いのふみ

いろんな老人が好き勝手に好き勝手なことをしゃべくっている。こちらの無知ゆえ、何を喋っているか分からない人も結構いるが、みんなキレていて、パンクに見え、よい意味で「狂って」見える。そこが面白い。

2013/11/12

death.intheabandonedballroom

人は仙人になる。妖怪になる。

2010/07/15

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